My Dear, 文庫本。僕が君を好きなわけ
文庫本。みなさまは好きですか?
僕は大好きです。
文庫本は宇宙
仰々しい表現を書いてしまいました。
文庫本は
小さく、
何度でも、
どこでも、
いつでも、
そばにいる知恵の源として
人生を支えてくれるものなのです。
あの小さなボディに秘めた可能性は無限大。
サッと本棚に置いていける分、
邪魔だなあともならないし、
読みたいときに気軽に読み返せる。
ポケットにいれたまま、お出かけもできます。
気になったらそこに付箋を貼っておく。
ぜんぶ読み終えたときに、そこに、自分だけの地層が生まれる。
ふと読み返したときに、
付箋が付いていないところに気になる部分が生まれる。
そうして、かつて読んだ自分と違う自分を見つける。
いつでもどこでも何度でも。それが文庫本です。
中身は覚えなくていい
さらさらと読んで、
「おっ」と思ったところに付箋を貼り付けて次のページへ行く。
大きい本はなかなかこれができないんですよね。
パラパラと見るのも大変。重いですし。だからこそ、中身を覚えるぞ!と意気込んで読む必要がないのです。
サッとみて気になったら貼っておく。
これが文庫本との気軽な付き合い方です。
最終形態・文庫本
四六判、ハードカバーなど、本の形にはいろんな種類があります。
実は文庫本はその中でも本の最終形態なんじゃないかと思ってます。
もともとハードカバーや新書だったものが
「増補改訂」やお手頃な価格になった新登場、
として文庫本化されるものも多いです。
文庫本の由来は本が管理されている倉庫「文庫」にずらっと並べられていたことから。
出版社にとって「ずっと残しておきたい本」の認定の証。
それが文庫化でもあります。
だから四六判やハードカバーで発売された本があったらその出版社で文庫を取り扱ってるかどうかを見てみましょう。ゆくゆくは文庫化される可能性があるかも。
だから、文庫本を持ち歩こう
文庫本は人生と共に歩めるサイズなんですよね。
自分にいつでも気づきを与えてくれる、一緒に歩ける本。文庫本。
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