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2023 MLSシーズン、パフォーマンスの向上が期待される14の選手

新しくスタートを切るチャンスがもうすぐ訪れる。

2月25日のMLS is Backが迫る中、2022シーズンはあまり期待に応えられなかった選手たちが、自身の本当の力を証明できる日が近づいている。

昨シーズンの不甲斐ない姿が過去のものであり、新シーズンはファンに新しい姿を見せられることを選手自身も期待しているに違いない。ここに記載する、DPを含む選手の経歴を見れば、期待してしまうのも無理はないと言えるだろう。

早速見ていこう。

ルイス・アラウホ
フォワード | アトランタ・ユナイテッド

加入時の状況:2021年8月、リーグアンのリールから約1,000万ドル(インセンティブ追加で最高約1,200万ドル)で加入

MLSでの実績:8ゴール/10アシスト(43試合出場、うち39試合先発)

今後の見通し:アラウホの決定力はリールを優勝を導いた直後に加入したアトランタでは、鳴りを潜めている。このブラジル人ウィングはMLSの最も高額で加入した選手の1人だが、まだ1年半しかMLSで過ごしていない彼はDPとしてまた1段も2段も上の活躍を見せられることだろう。

クリスティアン・ベンテケ
フォワード | D.C.ユナイテッド

加入時の状況:2022年8月、英プレミアリーグのクリスタルパレスより未公開の移籍金で加入

MLSでの実績:1ゴール/0アシスト(7試合出場、うち6試合先発)

今後の見通し:ベンテケの方を持つなら、咋シーズンのD.C.ユナイテッドで、うまくいったことの方が少なかっただろう。しかし、ウェイン・ルーニー監督のビジョンのもとチームは再建を始めており、プレミアリーグで280試合出場し、86ゴール/23アシストを記録しているベルギー人がチームを牽引することが期待されている。ハードルは高くしておいても問題ないだろう。

ケビン・カブラル
フォワード | コロラド・ラピッズ

加入時の状況:2022年12月、LAギャラクシーと100万ドルの金銭トレードで加入

MLSでの実績:6ゴール/5アシスト(61試合出場、うち47試合先発)

今後の見通し:ギャラクシーで約2シーズンを無駄にした後、カブラルは新しいチームに変えてゴール前でのパフォーマンスを改善できるか注目だ。元々リーグドゥのバレンシアンヌからLAに加入した彼だが、中央でもワイドでもプレイ可能だ。コロラドはカブラルでMLSで本領発揮出来なかった選手を復活させることが出来るだろうか。

ドグラス・コスタ
ミッドフィルダー | LAギャラクシー

加入時の状況:2022年2月、グレミオから買取り条件付きのレンタルで加入

MLSでの実績:4ゴール/2アシスト(27試合出場、うち16試合先発)

今後の見通し:噂されているブラジル・セリエAへの帰還が実現したら、このリストのコスタの名前には注釈をつける必要があるだろう。どちらにせよ、ブラジル代表経験のあり、UEFAチャンピオンズリーグの常連であるバイエルン・ミュンヘン、ユベントスやシャフタール・ドネツクでも活躍していたウィンガーからはもっと結果を求めて当然だろう。仮にこの32歳が残留すれば、15ゴール以上には貢献してくれるくらいのタレントではある。

エクトル・エレーラ
ミッドフィルダー | ヒューストン・ダイナモFC

加入時の状況:2022年3月、ラ・リーガのアトレティコ・マドリーからフリーで加入

MLSでの実績:0ゴール/1アシスト(10試合出場、うち6試合先発)

今後の見通し:エレーラは昨年7月、 ヒューストンの立て直しの象徴として加入したが、以降はターンオーバー要因としての活躍に留まり、ベン・オルセン新監督が着任以降も様子を伺われている。ダイナモが2017年以来となるAudi MLSカップ・プレーオフに出場できれば、ボックス・トゥ・ボックスプレイヤーのメキシコ人は重要な存在となることだろう。

カミル・ヨズヴィアク
ミッドフィルダー | シャーロットFC

加入時の状況:2022年3月、イングランドチャンピオンシップのダービー・カウンティより加入

MLSでの実績:0ゴール/3アシスト(19試合出場、うち13試合先発)

今後の見通し:上記スタッツが全てを物語っているのではないか?ヨズヴィアクシャーロットで、ポストシーズンを狙う新規参入チームで輝きを放つ瞬間もあったが、DPのウィンガーはそれ以上に求められるものがある。今シーズンはプレシーズンのキャンプから参加し、2022 FIFAワールドカップにポーランド代表として選出されなかった鬱憤を晴らしてくれるのではないだろうか。

JTマーシンコウスキー
ゴールキーパー | サンホゼ・アースクエイクス

加入時の状況:2017年12月、ホームグロウン選手として契約

MLSでの実績:14クリーンシート(82試合出場、144失点)

今後の見通し:サンホゼが今オフにブラジル人GKダニエルをインテルナシオナルから獲得し、マーシンコウスキーがここ2シーズン守ってきたゴールマウスのポジションは確約されたとは言い難い。新監督であるルチ・ゴンサレスのもとスタメンを勝ち取るには、2022シーズンの課題 - MLSのゴールキーパーでは最低のゴール阻止率と相手のゴール期待度 - を克服しなければならない。

チアゴ・マルティンス
ディフェンダー | ニューヨーク・シティFC

加入時の状況:2022年2月、横浜F.マリノスから加入

MLSでの実績:0ゴール/2アシスト(26試合出場、うち25試合先発)

今後の見通し:アレックス・カイェンスがラ・リーガへ旅立ち、さらに加入も期待されているが、NYCFCは今シーズン、マルティンスマキシム・シャノをセンターバックのペアで使用する見込みだ。昨シーズン、シティ・フットボール・グループの姉妹チーム(J1リーグ)から加入したディフェンダーは、今シーズン、DP枠に見合った働きをしなければならない。ただ、マルティンスの肩を持つとしたら、2022シーズンが進むにつれ、どんどん良くなっていったことだろう。

ロドルフォ・ピサーロ
ミッドフィルダー | インテル・マイアミCF

加入時の状況:2020年2月、リーガMXのCFモンテレイから約1,200万ドルで加入

MLSでの実績:7ゴール/12アシスト(​46試合出場、うち37試合先発)

今後の見通し:ピサーロはまだクラブ史上最高額の移籍金で加入したほどの活躍は見せておらず、昨シーズンは加入元のモンテレイで1年間レンタルで過ごした。しかし、フィル・ネヴィル監督のプレシーズンの話を聞く限りでは、経験豊富なメキシコ人は2023シーズン、最も期待されている選手のうちの1人だという。アレハンドロ・ポスエロがトルコに移籍するということになれば、プレイメーカーの座はよりピサーロの役割となることだろう。

カツペル・プシビウコ
フォワード | シカゴ・ファイアFC

加入時の状況:2022年1月、フィラデルフィア・ユニオンとの金銭トレード約115万ドルで加入

MLSでの実績:40ゴール/15アシスト(108試合出場、うち95試合先発)

今後の見通し:シカゴが狙っているDPストライカーを獲得するまでは、プシビウコはスタメンの座をモノにするだろう。特に最高で2,200万ドルまでの移籍金でプレミアリーグのアストンビラへと移籍したジョン・ドゥランがいなくなった今はだ。プシビウコは昨シーズン約1,600分出場し、5ゴール/1アシストに終わった成績を改善しなければならない。フィラデルフィアで19-21シーズンを過ごした姿を取り戻せるだろうか。

エミリアーノ・リゴーニ
ミッドフィルダー | オースティンFC

加入時の状況:2022年7月、ブラジルのサンパウロから約400万ドルの移籍金で加入

MLSでの実績:0ゴール/0アシスト(7試合出場、うち3試合先発)

今後の見通し:ジョッシュ・ウルフ監督はMLSsoccer.comに、リゴーニが始めて最初からシーズンをオースティンFCでスタートを切ろうとしている中でこのように語った:「どんな形であれ、彼には15〜20ゴールにゴールやアシストで貢献してほしいと思っている。」リゴーニは昨シーズン活躍したとは言い難いが、今年はチームのキープレイヤーであるセバスチャン・ドリウッシのバックアッパーとして貢献することだろう。

アルベルト・ルスナーク
ミッドフィルダー | シアトル・サウンダーズFC

加入時の状況:2022年1月、MLSフリーエージェントとして加入

MLSでの実績:44ゴール/41アシスト(172試合出場、うち165試合先発)

今後の見通し:ルスナークを「上達した」選手の1人として例えるのはあまりに無礼だろうし、昨シーズンはシアトルの怪我人の状況があった中で、彼のプレイをあまり批判はできないだろう。しかし、彼がレアル・ソルトレイクで2017〜21シーズン過ごした活躍を目にしたことがあれば、自然と期待は高まるだろう。ルスナークは昨シーズン32試合に出場し、3ゴール/2アシストを記録したが、彼のMLSキャリアの中では最悪の数字だった。ジョアン・パウロが前十字靭帯の大怪我から戻った今、サウンダーズのビルドアップにおいて、ルスナークの攻撃における貢献度は増すことだろう。

C.J.サポング
フォワード | ナッシュビルSC

加入時の状況:2021年2月、MLSフリーエージェントとして加入

MLSでの実績:88ゴール/35アシスト(342試合出場、うち267試合先発)

今後の見通し:誤魔化す必要もない。ナッシュビルハニ・ムクタルに次ぐゴールスコアラーが必要だ。サポングはその役目を2021シーズンにこなし、12ゴール/5アシストマークしたが、昨シーズンのランドン・ドノヴァンMLS MVPゴールデンブーツpresented by Audi受賞者の前では鳴りを潜めた。更に、今シーズンはアケ・ロバをリーガMXのマサトランFCにレンタルアウトするのと、DP枠をうまく活用できていないことを鑑みると、サポングに集まる期待も理解できるだろう。

ジャコモ・ヴリオーニ
フォワード | ニューイングランド・レボリューション

加入時の状況:2022年7月、イタリアのユベントスから約380万ドルで加入

MLSでの実績:1ゴール/0アシスト(7試合出場、うち2試合先発)

今後の見通し:昨シーズン、ニューイングランドにアダム・ブクサの代役として買われたヴリオーニだが、怪我やコンディションの影響もあり、わずか250分程度の出場に終わった。2021シーズンのようにサポーターズ・シールドを勝ち取る気があるのなら、このアルバニア人ストライカーには12〜15ゴールは必要となるだろう。ヴリオーニが同じくDP枠のストライカーグスタボ・ボウとどんな関係を築くのかも見ものだ。

(原文:https://www.mlssoccer.com/news/14-mls-players-who-need-a-much-improved-2023-season

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