ラグビーチームのSNS活用について
W杯や今後のトップリーグ、プロリーグのことを踏まえ、僕はラグビー界に復帰したいと思っています。
選手ではなく、広報関連(SNS)のスタッフとして。
この記事では、今までのSNSの経験を元に「ラグビーチームのSNSこうしてはどうですか?」と言う内容の記事を書いていきます。※同時に僕がチームに入れば「こうゆうことができます」という内容でもあります。
目次です↓
SNSの重要性
ラグビーW杯が終わり、次はトップリーグ、そしてプロリーグ。
プロリーグでは今まであまり馴染みがなかったスポーツビジネスをする必要があり、チケットの売り上げがとても重要になってきます。
最近は「スポーツビジネス=エンタメ」と言う言葉が多く聞かれ、試合の見せ方、フードコートの充実、試合以外の楽しみなど、普通にラグビーをやっているだけではダメな気がします。
そして、Bリーグ、JリーグなどはSNSを上手く使い来場に繋げている印象があります。観戦した人の感想や、当日の様子をSNSで拡散し、事前に会場の雰囲気、どんな楽しみがあるのかを知ってもらいる印象です。(観戦に行くハードルを下げる)
SNSで「何だか楽しそうだ、面白そうだ」となれば、観戦に来てもらえる確率は飛躍的に上がると思います。
人は確認作業でしか動かない
①「世界的に有名な絵」が美術館にあるから見に行かない?
②「モナリザ」の絵が美術館にあるから見に行かない?
この2つの誘い方だと、②の方が「行ってみたいかも」とならないでしょうか?
何だか分からないものを見に行くより、もうすでに知っているものを見に行く方が行動を起こしやすいし、ワクワクする確率が高いと思います。
つまり、ラグビーでも事前に「楽しそう、面白そう」としておくことが必要で、人はその確認作業で行動を起こして来ます。なので、SNS等で「楽しそう」「面白そう」をアピールし、同時に観戦に行く時の疑問や不安を消していくことが大事だと思います。
なので、SNSなどで発信すべき内容は2つあります。
①「楽しそう」「面白そう」と思ってもらうコンテンツ
②観戦に行くまでの疑問を全て解消するコンテンツ
そして、この発信する場は
①=ツイッターやインスタグラムなどのSNS
②=公式サイト
がいいと思います。
そして、日本で一番使われているSNSはLINEなので、LINE@を使いSNSをやっていない人にも情報を届けていきます。
大事な2つのこと
まずツイッターやインスタグラムなどのSNSで僕が大事だと思っているのは、
①思い
②距離感
の2つです。
もう少し解像度を上げると、
【試合レポート=思い】
ファンも勝ちたい思いは同じなので、試合レポートをファン参加型で作る。
※チーム名のアカウントで一方通行で発信するのではなく、ファンの声と試合速報を編集して届ける。
使うもの→「ツイッター×公式サイト」
【インスタグラム=距離感】
普段の試合姿では見ることのできない「表情」や「ロッカー裏」など、距離の近い人じゃないと見れないコンテンツを発信する。
それぞれ詳しく解説します。
①試合レポート(参加型コンテンツ)
参加型のコンテンツに関しては、ファンの方の投稿をそのまま使うので、現場の雰囲気(写真や動画)、試合の感想などのリアルな声を届けることができます。
アマゾンなどでも売れている商品は口コミ(感想)の数が多いように、実際に行った人の声は来場をうながす為に重要な要素です。
個人的には見本にしたいのはJ2リーグの栃木SCのです。
ツイッターで共通のハッシュタグを決めてツイート(#チーム名など)してもらい、それと試合速報を混ぜて作ります。
会場に来るまでのファンの行動や、選手の投稿も織り交ぜるといいかもしれません。
使用するプラットフォームは、この「note」でも公式サイトでも、どっちを選んでもメリットはあるのでやりやすい方でいいと思います。
②インスタグラム(距離感を近く)
選手の笑顔や試合前のロッカールームはテレビでは見れないし、距離感を近く感じれば見る人も増えてファンも増えると思います。
個人的に見本にしたいのは読売ジャイアンツのインスタグラムです。
試合前のMTG↓
そしてサムネイルは笑顔などの表情が見える投稿が並んでいます。
このように「表情が見える投稿」×「チームの裏側」を意識して投稿すれば、距離感の近いアカウントになり、「深く知るならインスタグラム」となっていき、フォロワーは増えていきます。
インスタグラムで大事なこと
そしてインスタグラムはツイッターのように拡散しにくいSNSです。なので、アルゴリズムを理解して投稿する必要があります。
ちなみに僕のインスタグラムのフォロワーは5.3万人なので、どのように投稿すれば拡散されるか熟知しています。
まず投稿において大切なことは4点あります。
①投稿内容の統一
②3つ同じ投稿を並べない
③投稿の観覧時間を増やす
④投稿量を増やす
まずインスタでは何がどのように並んでいるか?が大事です。なので、投稿内容を統一し、それを見やすいように並べます。(①と②)
チームのことを何でも投稿するのではなく、「何を投稿しないか」と考えた方がいいです。
投稿の統一であと1つ気にした方がいいのは「色合い」です。並んでいる投稿は「全部同じトーン」か「色違いで区分けされている」のどちらかに振り切る必要があります。
ちなみに僕のアカウントは後者の「色違いで区分けされている」です。
僕の作り方のように「1つの情報を淡々と発信する」なら色分けして見やすくした方がいいですが、チームのアカウントなら「表情×裏側」で投稿が混ざってくるので、「全部同じトーンで見やすい」という状況にした方がいいです。
ジャイアンツの投稿もほとんどがグラウンドで撮られてもので、違っても背景が白でユニフォームも白なので混ざっても見やすくなっています。
そして、今まで見てきた「投稿内容を統一して見やすく並べる」は、仮にプロフィールにアクセスがあった時にフォローしてもらう確率を上げるものです。
次にプロフィールまで誘導するためには「③投稿の観覧時間を増やす」が大事です。
インスタグラムにおいて、唯一拡散が期待できる所は下の虫眼鏡の所です。
まずここに出てくる投稿は
自分がよく見る投稿に関連したもので、
①イイねやコメントが多い
②保存数が多い
③投稿の観覧時間が長い
この3つのどれかを満たしている投稿が表示されます。つまり「質の高い投稿」と判断されたものは並びます。イイねやコメントを大量もらうのは難しいので、投稿では「見ている時間が長くなる」ように設計します。
インスタグラムは写真や動画(1分)を10枚投稿でき、文字数は2200文字までです。
先ほどのジャイアンツの投稿でも、ベンチの裏側などの投稿は動画で投稿されており、見ている時間が長くなるように設計されています。
なので、普段から野球の投稿を見ている人のの虫眼鏡の所に何回も表示されたはずです。それがフォローに繋がっています。
そして最後に「④投稿量を増やす」これはシンプルに沢山投稿した方が拡散される確率も多くなり、フォローもされやすくなります。
試合前の告知(全ての疑問を解決)
最後に試合前の告知。「このページを見れば全ての疑問が解決する」というものがあると凄く便利だと思います。
まず思い浮かぶ疑問は、
①チケットはどうやって買うか?
②会場へのアクセスは?
③試合以外の楽しみは?
④どっちが強いのか?
⑤これまでの勝敗は?
⑤注目選手は何番か?
これを全て1つのページに書いていきます。
順番的には、
①試合にかける思い(ストーリー)
※チームの勝敗の現状、この試合の立ち位置
②過去何年かの勝敗
③注目選手(相手チームは”要注意選手”と表現)
④チケットの書い方
⑤会場へのアクセス方法
⑥試合以外の楽しみ
この記事では、基本的に初めてラグビーを見る人向けに書くので、難しい表現は少なくして、図なども活用し書いていきます。
LINEで多くの人に届ける
今までSNSのことを書いてきましたが、この世の中には当然SNSをやっていない人も多くいると思います。
しかし、LINEをスマホにインストールしていない人は恐らくいないのではないでしょうか?なので、リーチできる数が多く、LINE@はチームの告知においてかなり重要なポジションにいます。
まずLINE@に関して、僕は使ったことがないので、見本を用意する必要があります。
企業×SNSで今一番成功を収めているのは、個人的にローソンだと思います。
ローソンは全部で27種類のSNSをしており、会員やフォロワー数は全部で1500万人、その中で1160万人はLINEの「お友達」で、全体の8割りを占めるそうです。
ちなみに、「友達登録すると限定スタンプが貰える」となると爆増するそうで、キャラクターは広報活動に置いて必要な気がします。
自己紹介
最後に自己紹介を書きます。
僕は今年までトップリーグの選手で、今は引退し個人事業主です。
【ラグビー歴】
四日市農芸高校(三重県)
↓
天理大学(奈良県)
↓
ヤマハ発動機(静岡県)※2019年1月引退
僕は現役時からSNSを積極的にやっていた人間で、現時点でのフォロワー数は、
Twitter=1万2千人
instagram=5万3千人
※発信内容は「筋トレ方法」
引退した今は筋トレ中心ですが、現役の時はチームの新しい取り組みや試合メンバーを動画にして発信していました。
ホームゲームの新たな取り組み↓
試合メンバー↓
ブログも開設しており、2019年10月のページビュー数は51万でした。
文を中心に画像や動画(GIF)を使い筋トレ方法を解説しています。なので、何かを解説する記事を書くのが得意です。
51万PVの8割はグーグルの検索(SEO)から入れています。
そして今回あったW杯に向けて、2018年にラグビーのルール解説動画を作りました。
ラグビーブームのおかげで19万回再生されています。
連絡先
何かありましたら下記までお願いします。
yamaji.rugby@gmail.com
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