ベートーヴェン第九の第四楽章の出だしの不協和音について
クラシックの不思議な響きをジャズ理論で分析してみようシリーズ第一弾。
交響曲のMIDIデータを多数公開してくださっている方がいらっしゃるのでありがたくダウンロードさせていただき、Logicで再生してみて、分析してみた。
出だしの不協和音の正体がわかった。
分析するまで、パッと聴いたところ、短三度と長三度が重なっているのかな?なんて思ったんです。
でもそれは間違いで、マイナーのシンプルなトライアドの5度の音に、半音上の音が重ねられていました。
コードネームで言うと、Dmフラット6、でしょうか。
その後のファンファーレ部分は、出だしは分散和音、その後は短三度、長三度、四度、四度のシャープ、五度、と上がっていく。ここも、不協和音。
特に出だしの和音の秘密が解き明かせたことに、謎が解明した清々しさのようなものを感じました。
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