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Step 7: RX フロントエンド (RX Front End)

送受切替リレー、2個の1N4148 ダイオードによる保護用のリミッタ、2個の DIY7-7 IFTによる受信バンドパスフィルタ BPF と受信アッテネータ用の 可変抵抗を取り付けます。このステップが完了すると受信部は完成ですので調整し受信をすることが出来ます。

https://jl1kra.sakura.ne.jp/knq7amanual-Japanese-C1.pdf
RX フロントエンド (RX Front End)

いよいよ受信部の完成です。

バンドパスフィルターというのは、任意のバンド(周波数帯)のみをパス(通過)させるフィルターという意味ですね。
受信用バンドパスフィルターというので、ようは混信を抑え、信号の選択度を上げるための回路、ということですね。

もう一個の「受信アッテネータ」、というのは、基板のどこをみても見当たらず、はて、と思ってもう一度ドキュメントを読んでみると

Ver2.2基板:RF-ATT の VR は廃止されていますのでありません。

と書かれてました。納得。

つまり、すごく端的に言うとこのトランシーバーにおける受信フロントエンドとは、「バンドパスフィルターによる選択度の向上」ということであると理解しました。
ここまでで受信部は完了で、その時点の基板の様子がヘッダの画像になります。
ハンダ付けを終え、テストをします。

ここで調整をしながら実際のバンドを受信して楽しみましょう。ANT 端子にアンテ ナ線を接触させるとスピーカから大きなバンドノイズが受信できます。TUNE ダイアルを ゆっくり回して QSO が聞こえるか試してみてください。よく聞こえない場合 VXO 用に使 っている IFT のコアをやや沈めて周波数範囲を可変してください。バンドのノイズか QSO を聞きながら2つの IFT コアを回して受信 BPF を最良の位置としてください。正常で なければハンダ付けを確認してください。音声スペクトラムが歪んで音声が明瞭にならな い場合にはシルク印刷 VC にあるトリマコンデンサーを調整し BFO 周波数を可変して大 きくクリアな音になるようにしてください。正常でない場合にはハンダ付けを再度チェッ クしてください。全て OK ならば電源、スピーカを外し次のステップに進みます。

https://jl1kra.sakura.ne.jp/knq7amanual-Japanese-C1.pdf

つないだのは28MHz用のロッドアンテナなので、この程度しか受信できませんが、ロングワイヤーをつなげばバッチリ行けそうです。

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