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sanbun

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「書けない人」を5年も燻らせている筆者の、脳みそを覗き見できるよう、此処にキリトリセンを設けてみました。気軽にどうぞ。
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2020年1月の記事一覧

胡麻鶴さんはつむげない

 今日こそ、書かなきゃ。  1文字でいいから、なにか書かなきゃ。  子供のころ死ぬほど見た悪夢の、のびる黒い影が追いかけてくる。めんたまも顔もついていない、大人の身長高めの男くらいの大きさの人型のカタマリが、恐怖さえ感じるほどのスピードで。  走るのが遅くていつも学校で笑われていたわたしなのに、いつも何故か簡単には捕まらない。鉛をつけられたように足は重たい。もっと自転車のように脚を回転させてヤツとの距離を稼ぎたいのに、重量級のこの身がそれを許してくれない。  必死で逃げてい

ご無沙汰しております。浮上せぬまま胡麻鶴 紬(ごまつるつむぎ)に改名しました、元・水岡きよみの人です。 今年は書ける人になるぞ、ということで。いつまでも読み専のままでいられないから、中洲の屋台行った時の写真を添えた呟きだけ投下します。 こちらでもまた、宜しくお願いいたします!