2020年1月28日の日本帰国
2020年1月22日 約2年前だ。
ベトナムの大切な旧正月、テトの直前。
私は北海道札幌新千歳空港を出発して、
帯広と札幌のベトナム社員たち、職場の仲間たちの実家に家庭訪問をする約束だった。
新千歳空港でも東京羽田国際空港でも
日本企業のフライト内でも
なんの情報も知らないまま。
フライトでは眠り続けて国際ニュースを
みていなかったせいだと
後から気づくことになる。
ベトナムハノイノイバイ空港到着した。
まだ異変に気が付かなかった。
ただただマスクを付けたベトナム人の人たちがやけに多いと感じていたが、、、
それはベトナム北部でも冬の季節に当たるから
風邪など引いている人が多いんだろう
くらいしか感じていない。
国内線から
ある会社の仲間の実家に向かうため、
中部の海岸沿いドンホイ空港に到着した。
しっかり会社の仲間が出迎えてれた。
東城さんどうしてマスクをしてないですか?
えっなに?
会社の仲間のおかげで私は
ここで初めて
中国の武漢で新型コロナウィルスが発生して緊急事態になっていることを知った。
私はこのような初めて世界が経験したことがない事態に私を含めて、日本人がいかに気がつかないかを目の当たりにしていくことになる。
ベトナムの旧正月に職場の仲間の実家にお伺いしたが、私はそのご実家で近くの観光地も行かずに約3日間、外出もそばを散歩するくらいだった。
今、思えば、待機期間が必要だった。
職場の仲間もご家族も本当に的確に私に接しておもてなししてくれたことを感謝している。
その4日後、、、ベトナムはすでに厳戒体制のようだった。
ベトナム北西部にあるホアビンの職場の仲間の実家にも訪問させて頂いた。
しばらくこの時もう来られなくなるかも知れない直感だった。
そして、とにかく早く北海道に戻りたかった。
2020年1月28日ベトナム時間、朝7時26分のハノイノイバイ空港の映像である。
(乗客の中でお顔がはっきり写っている方々いるため、この写真にする)
そこからだった。
東京羽田国際空港に到着してからが衝撃的だった。
本当に全然、マスクを付けている人たちはいなかった。
私はベトナム語や英語での新型コロナウィルス感染発生のニュースや報道と解説を3日間ベトナムで嫌というほど見たし読んだし聴いたから信じられない光景だった。
私は、航空会社の社員さんたち空港関係者に会う人会う人に一生懸命、、、
大変です、マスクを付けたほうが良いです!
到着して2時間以上、、、
そのことをやり続けた。
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