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ベトナムゲアンのドルオン養蚕業(ようさんぎょう)について


養蚕業(ようさんぎょう)は蚕(カイコ)を飼うため桑(くわ)を栽培し繭(まゆ)を生産する。

〜ベトナムのゲアンの桑園について〜

ベトナムゲアン省ドールオン県にあるラム川に沿って長々と広がる野原は緑で、桑の木の列は大自然の中で脈々と活気に満ちている。

桑の木が葉でいっぱいになるとドルオン村の人々が最初のカイコの養殖シーズンを開始する時期でもある。

ここに暮らす北海道酪農のある外国人就労者の実家の家族がいる。

父親は、1996年に軍隊から除隊されて地元に戻ってきた。以来、24年間カイコを飼育してきた。今年最初のカイコ飼育でこの家族は25キログラムの繭を集めた。

自分たちの繭を作るだけでなく、村の人々からも繭を買って集めて絹を作っているのだ。

家族の絹の苗床は1週間稼働して、毎日9キロの絹を生産する。

昨年の市場価格によると、絹、シルクは84万ドンVD/キログラムで販売された。年収約2億8千ドンVD(日本円で約140万円ぐらい)だった。

桑の実を育て、カイコを育てるという道は、まず、桑の園の植え付けと手入れの技術に執拗なこだわりが必要だ。

具体的には、多孔質土壌(多孔質とは、多数の細孔(小さな穴)の空いた状態の土壌)を耕し、桑の木の各列に適切な量の無機および有機肥料を施して、植物と列の間の植物密度を1〜1.2 メタで離していく。

桑園での病気の予防は、正しい農薬を良く選び使用して、収穫前の隔離期間を確保する必要がある。特に、繭用のカイコを育てて高い生産性を実現する過程では、6つの重要な技術的解決策が必要だという。

❶納屋を良く掃除し、カイコの養殖道具を日光、澄んだ石灰水または塩素、ホルモル溶液で消毒を繰り返す。

❷病原菌が発生しやすいので、カイコに湿った桑の葉を絶対に与えない。

❸カイコの糞を含むネットを定期的に交換して、発熱量を減らし、病気の蔓延を防ぐ。

❹壊血病、細菌性疾患、石灰菌性疾患などの感染症の症状のあるカイコを適時に検出して除去する。

❺扇風機をつけて、カイコ飼育場の換気ドアを開く状態にする。

❻取り除く前に繭を乾かすか加熱すること。
繭を取り除いたときに、すぐに苗床に移さない場合は、蛹の損傷や破裂を防ぐために、繭を層状に広げること。

新型コロナウィルス感染の蔓延は、人々の生活に大変な影響を与えましたが、父親は家族全員の生活のため、子供たちを良い学校に通わせることができるように、毎日徹底した勤勉な姿勢で生産的な労働をし続けてきた。

カイコを育てる方法や仕事は本当に難しいことだと痛感した。特に、家族の自分たちにはこの仕事しかない一途さは、家族は伝統的な職業への愛情と尊さを感じさせるものだ。

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