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【実践】フェルミ推定を解いてみよう|日本のピアスの数


どうもかずです。今回はこのnoteを読んでいただきありがとうございます。


今回の記事では前回説明した「フェルミ推定」について実際に自分で解いてみようと言う記事になっています。


「フェルミ推定って何??」とまだフェルミ推定についてご存知ない方もいると思うのでよかったら前回の記事も合わせて読んでみてください。


それでは今回のお題は「日本にピアスはいくつあるか」を解いていきましょう!また解いていくにあたって前回説明したように

1.前提確認

2.アプローチ設定

3.モデル化

4.計算実行

5.現実性検証


の順で解いていきます。それではやっていきましょう!


1.前提確認


まずは「ピアス」と言うものの定義を決めていきましょう。ピアスは「耳に穴を開けて身につけている装飾品」としてイヤリング等のアクセサリーは除きます。またピアスは個人が所有しているものとします。



2.アプローチ設定


次にアプローチの仕方を決めていきます。日本におけるピアスの数を求めるにはピアスを持っている人と持っていない人、また持っている人の中でも一つだけ持っている人、複数持っている人に分けることができるので、


日本の人口×ピアスの所有率×一人当たりのピアスの所有数


と計算式を立てることができます。


3.モデル化


アプローチ設定で考えた式で答えを出すためにもう少し細かく式を立てていきます。


〈日本の人口〉

まず最初の「日本の人口」はご存知の通り約1億3000万として計算していきます。




また今回はピアスの数ということで、男性より女性の方が持っている数が多く年齢によっても所持率が変わってくることが予想できます。


そのため、「年齢」と「男女」の2軸でセグメントに分け各セグメント毎の所有率と所有数を考えていきます。


年齢は10代未満・20代・30代・40代・50代・60代・70代・80代の9つに分けるため、

1億3000万÷9≒1400万


となり、各世代の人口を求めることができました。また今回は男女に分けていくので

1400万÷2=700万

となり、各世代(1400万人)から男性(700万人)と女性(700万人)に分けることができました。



ここまでで各セグメントの人数がわかったため次はピアスの所有率と所有数を考えていきます。



〈ピアスの所有率と所有数〉

まず10代未満の人は、ピアスを持っている人がほぼいないと考えられるため所有率は0パーセントとして考えます。


次に10代はおしゃれに気を使い始める人が多くなってくる年代だと思います。しかし10代の多くは学生のためピアスを持っている人の数は少ないと想像できるため、男子の所有率を5%、所有数を1個とし、女子の所有率を10%、所有数を2個とします。


20代はほとんどの人が学生が終わり社会人になることでピアスをつけ始める人が多くなると考えられます。そのため、男子の所有率を20%、所有数を2個とし女子の所有率を40%、所有数を3個とします。


30代になると男性はピアスを外し始める人がいることが想像でき女性は変わらず付け続ける人が多いと考えられます。そのため男性の所有率は15%、所有数は2個、女性の所有率は30%、所有数は2個とします。



40代になると男女ともにピアスを外す人が多いイメージがあります。そのため男性の所有率は5%、所有数は1個、女性の所有率は15%、所有数は2個としていきます。



50代になるとさらに少なくなり、男性の所有率は0%、女性の所有率は5%、所有数は1個とします。



60代以降はほとんどの人がピアスをしていないイメージなので0%として考えていきます。



4.計算実行



ここまでの考察を元に今度は計算に入っていきます。


〈10代未満〉

男女:1400万(人)×0(%)=0(個)


〈10代〉

男子:700万(人)×5(%)×1(個)=35万(個)
女子:700万(人)×10(%)×2(個)=140万(個)


〈20代〉

男性:700万(人)×20(%)×2(個)=280万(個)
女性:700万(人)×40(%)×3(個)=840万(個)


〈30代〉

男性:700万(人)×15(%)×2(個)=210万(個)
女性:700万(人)×30(%)×2(個)=420万(個)


〈40代〉

男性:700万(人)×5(%)×1(個)=35万(個)
女性:700万(人)×15(%)×2(個)=210万(個)


〈50代〉

男性:700万(人)×0(%)=0(個)
女性:700万(人)×5(%)×1(個)=35万(個)


〈60・70・80代〉

男女:1400万(人)×3(世代)×0(パーセント)=0(個)


と求めることができました。これを全部足すと、


0+35万+140万+280万+840万+210万+420万+35万+210万+0+35万+0×3=2,205万(個)


と計算することができました。



5.現実性検証


今回は「日本のピアスの数」と調べても出てきませんでした。自分で求めた数字を見返してみると、日本の人口が1億3000万人だとした時に2,205万個のピアスがあるとなると、

2205万(個)÷1億3000万(人)×100(%)≒17(%)

となり、約6人に1人は1個のピアスを持っている計算になります。少し少ない気がしなくもないですが、学生や高齢者の方はほぼピアスを持っていないと考えれば悪くはない数字だと思います。


皆さんはどう思いますか??自分なりにも解いてみて僕の答えと比較してみてください!!


それでは今回はこれにて終了させていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。またいろんな問題を解いていこうと思うのでぜひ読んでみてください!


ではまた!

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