【マリンセス】ってやっぱり楽しい

こんばんは、時間感覚がおじさんになりつつある草間大作です。

「あれ、この前やんなかったっけ？」と思いつつも、またしても「レジェンドアンソロジー」の時間がやって参りました。
昨日の夕飯が思い出せない人さながら、もはや一個前が何のイベントだったのか全く思い出せません。

今月はそれに合わせて「シンクロリンクフェス」も予定されており、おじさんの記憶中枢にダメージを与える運営の邪悪な陰謀が透けて見えます。
※記憶の中枢は「海馬」なので遊戯王にかかっているという高度なギャグです。

もはや何が言いたいのか分からなくなってきましたが、イベント用の【マリンセス】の紹介です。

デッキレシピ

レジェンドアンソロジーの規制

ふざけんな！（激怒）
人間で言うなら四肢をもがれ、魚で言うなら尾びれ背びれ内臓を取り外されて三枚おろしにされたようなものですよ。
アニメヒロインのデッキがこれなのか……。

まず【マリンセス】の強みというのが
①あらゆるマリンセスが1枚初動になる（リンク値3～4まで）
②宇宙最強罠の「マリンセス・ウェーブ」による硬さ
③「コーラルトライアングル」による3ターン目のリソース回復力

の三つに集約されており、このうち①、②に規制がかかったようなものです。
①でそもそも何故全てのマリンセスが1枚初動になるのかと言えば、2種類の優秀なリンク1と、手札から特殊召喚できる下級マリンセスに下支えされているからです。

墓地のマリンセスを回収

デッキからマリンセス魔法をサーチ

ブルースラッグは墓地のマリンセスモンスターの回収、シーエンジェルはデッキからマリンセス魔法のサーチを行うことができ、ここからリンク値を伸ばしていくことができます。

ブルースラッグの方は水属性縛りがかかるとはいえテーマ内にこれほど優秀なリンク1を2種類も有するテーマは他に類がなく、【マリンセス】が手札事故に対して高い耐性を有しているのはここが主要因です。

今回の規制によって何が起こるかと言えば、シーエンジェルに泡影やヴェーラーを当てられた際に展開がストップする割合が増え、その次の相手ターンを何とか凌いだとしても再展開がほぼ不可能になります。

その反面、相手が誘発を持っていなければ1ターン目は相変わらず悠々と展開を伸ばすことができます。リソースに余裕があればシーエンジェルをEXに戻して使いまわすことも可能でしょう。

ブルータン初動、もしくはダイブ、スプリンガールの素引きがあれば誘発も貫通しやすいのですが……。

望むべくもないですね。

リペア案

さて現状を理解したところでリペア案を出していきます。

フォーマッド・スキッパー

EXのカードの名称・種族・属性をコピーする能力と、リンク素材にされた際に☆5以上のサイバース族をサーチする能力があります。

終身名誉パラディオンという認識ですが、【マリンセス】としてもまあまあな活躍を見せてくれます。

1体でシーエンジェルになりつつスリーピーメイデン（手札から特殊召喚可）をサーチ可能で、ここから色々わちゃわちゃすることでリンク4を目指せます。
最終的にメイデンの墓地効果もあるので、

①魔法・罠1回無効+コーラルアネモネ特殊召喚（アルゴノート）
②モンスター効果1回無効+マリンセスLに完全耐性（ウェーブ）

という【マリンセス】の見慣れた盤面になりますね。

たださすがに完全な代理というわけにもいかず、無効誘発を撃たれると突然攻撃力0の置物が爆誕することと、ワン・フォー・ワンで初動した場合コーラルトライアングルの制約に引っかかるためウェーブのサーチができないことに注意。

バージェストマシリーズ

妨害数が安定しなくなった【マリンセス】を支える縁の下の力持ち。
海産物同士で相性もいいです。

色々ある中でも妨害能力に長けたディノミスクスとカナディアを採用しています。
リンク2以上のマリンセスLは素材にマリンセスを要求してこないので、蘇生効果も相性ばっちり。蘇生後はモンスター効果を一切受け付けないため、バージェストマを対象にするとアルゴノートのバウンス効果が無料で使えるようになったりします。

アルゴノートが羽帚等をストップできるので、その点などでも妨害系罠とは好相性。個人的な経験では、ウェーブを撃つゾーンが無くなったとしても伏せられるだけ伏せた方がプラスに働きがちです。

スプリンガールの効果で落ちると嬉しいのも◎

海晶乙女バシランリマ

もう大好きなんですよこのカード。

墓地から除外することで破壊の身代わりになりつつ、自身が除外されると場のモンスターの攻撃力を600アップさせます。他の効果はインクの染みです。

今回は捲り札に強烈な規制がかかっている割にはブラックホールが無制限だったりすることもあり、効果による破壊というのはそこそこ発生します。

そして何より、誰もこのカードの効果を知りません。

意識外から1妨害潰せる成功体験があまりにも気持ちよかったので迫真のシャイン加工フル投入。

スプリンガールで落ちると嬉しいカードその2。

海晶乙女の闘海

魔法・罠ゾーンを3枠潰す代わりにマリンセスLに爆発的な攻撃力をもたらすカードですが、このカードの真の価値はダイブとのコンビネーションにあります。

制限にされてしまったブルータンをリクルートするために必要なカードで、素引きした時のアドバンテージが通常環境より多いと判断したため強気のフル採用。
“分かっている”側のプレイヤーはまずこのフィールドを除去しようとしてくる（＝複数積みを想定されていない）ので、そのリカバリとしても複数採用は全然ありだと思いました。

またMDの仕様上のメリットとして、クリスタルハートを素材にしたLモンスターなのか（②が適用されて完全耐性か）を後から確認することが不可能なため、ここでも相手のプレイミスを誘うことができます。

自分でもたまにわかんなくなるから早くこの仕様どうにかしてくれ。

まとめ

というわけで、弱体化を強いられつつも他のデッキもほどほどに死んでるので、リソース回復力が凄まじい【マリンセス】にもかなり部があると思います。

シンクロリンクフェスでも【マリンセス】を擦っていけ。