最古メタバース、Second Lifeのことを全部理解できるNoteです!

こんにちは、k0sm0sと申します。Second Life史15年。ほとんどやっていないが、近年またやり始めた。

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そして2018年にサービス終了した別のメタバース「Meet-Me」の難民と一緒に、Second Lifeでこの町を管理しています。

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とある企業のせいで、「Metaverse」この2010年から忘れた言葉が、最近VR界と仮想通貨界で盛り上がっています。でも各の視点から、メタバースは違う定義になっています。VRで人と人会えるか?リアル企業と繋ぐイベントか?NFTを販売するのか?仮想世界か?どれは新しい展開なのか?

一部の人もSecond Life覚えている。ではなぜSecond Lifeを失敗したのか?Second Life実は何をできたのか?このNoteは、Second Lifeで色々やってたユーザから、Second Lifeが定義されたメタバース、そして実現されたこと、を詳しく説明したいと思います。

Second Lifeは何?

簡単に言うと、仮想世界ゲームです、MMORPGとそんなに違わない。ただしゲーム性はまったく無いです。他のプレイヤーと会って、チャットする。散歩、イベント、ライブなどもできます。これからゲーム幾つの機能を説明します。

モデリング

Second Lifeの最大特徴は、ゲーム内で3Dモデルを作れるってこと。作った物は周りからすぐに見れます。色、テクスチャも指定できますので、簡単な物作れます。

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プログラミング

LSLというスクリプト言語で、ゲームの中からプログラミングできます。保存したらすぐに使えます。LSLは意外に強いんで、HTTPリクエスト、Json、メールまで実装できて、外部サービスと連携するのは大体可能です。あと、世界全部のオブジェクトにメールアドレス持ってるので、外部からメール送信も可能です。

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アップロード

外部データもアップロードできます。画像、音声、アニメーションは外部からアップロード必要があります。Blenderで作ったモデルも同じ。データサイズより、10円から100円ぐらい掛かります。

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アイテム

アバター、服、オブジェクト、画像、音、スクリプトは全部アイテムと言えます。色んな使い方はありますが、面白いのはアイテムの権限設定があります。物を編集できるか、コピーできるか、移植できるか、全部販売主が設定できますので、数量限定の販売はできます。

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市場

Second Life公式の市場で物を販売できます。ここでアバター、服、家具、ゲームなど色んな物売られます。また、ゲーム内でも自分の物も売ることもできます。

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SIM (土地)

Second Lifeまた比較的に特別の点は、世界の土地は、SIMで構成されています。このSIM実は、サーバーと想像すれば良いです。このエリア範囲のシミュレーションは、全部一つのサーバーで計算されいている。プレイヤーが範囲の外に移動したら、サーバーから別のサーバーに移動すると同じ。別の意味で、世界のサイズは、このサーバーに限られています。土地を買う時は、あるサーバーでスペースを買うと同じ意味ですので、安くはないです。実行できるデータ、ロジックも制限があります。世界の土地を増やすのは、サーバーを増やすしかないですね。

Second Lifeで自宅、場所を作りたい場合は、必ずSIM内の土地を購入する必要があります。先言った通り、土地は有限ですので、景色より、高いのもあり、そして欲しい所が無いのもあり得ます。うちはコミュニティを維持するために、事前に何万円のデカい土地を購入して、それを分けてコミュニティの人に転売する形になります。

そして、土地を購入するのは、土地を購入する費用だけでなく、土地を維持する恐ろしい費用もあります・・・あとで説明します・・・

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お金

このゲームは唯一の通貨、リンデンドル (L$)。物の通販、サービス料、全部リンデンドルで行います。リンデンドルの入手方法は、公式から買うか、他のプレイヤーから買う/貰うことどっちも出来る。(サブスクしたら定期的に少数貰えます)

そして、自分からリンデンドルを売る場合は、現金貰うことできます。これは、公式にリンデンドルを売るじゃなくって、他のプレイヤーから購買する場合だけは貰えるシステムです。このシステムで、Second Lifeで服やアバターなどを作って売って、現金を稼げる可能性はあります。土地転売屋、ガチャ転売屋も可能でした。(が、ガチャ販売は最近禁止された)

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Second Lifeのシステムを紹介したので、じゃこんな凄いインフラを作ったSecond Lifeは何故ゾンビー状態になったのか?これからSecond Lifeの良い所と悪い所を説明したいと思います。

良い点

1. 本当に仮想世界だった

10年以上前、すでに本物の仮想世界を作られたと思います。サーバーとサーバーを繋いで、有限の土地を購入して自分の自宅を作って、作った物を売る。そしてプライベートモードが無いから、誰かその場所に居れば、必ず見れる。これはVRChatと大きな違う所の一つと思います。VR以外は、Second Lifeは現在盛り上がってるメタバースの想像とそんなに離れないと思います。

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2. 物の販売

公式の市場があり、ゲーム内でもワンクリックで簡単にお店を作られ、アイテムの権限も設定られ、フェアの販売すでに出来ました。仮想通貨とNFT無くても、すでに実現されました。

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3. パワフルなシミュレーション

サーバーの下に土地がある関係で、誰も居なくてもシミュレーションが常に続ける。自分が作ったプログラムロジックなど、サーバーが実行させてくる。プログラミング言語も強いのおかげで、外部サービスとの連携は簡単できる、3Dなインターネットを感じる。

良くない点

1. 可愛くない

誰でもそう思うだろ。Second Lifeのデフォアバターは可愛くないから興味が湧いていない・・・以下は、よく見せたセカンドライフのアバター

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日本人は、ほとんど市場でアニメ風のアバターを購入して、可愛くなれるのは不可能ではない。ただし、VRChatのようなToon Shaderがないため、そんなにアニメチックなれないのはちょっと残念ですね。

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2. 面白いこと以外何でもできる

メタバースゲームあるある。実はやったらつまらない。UGCゲームなので、コミュニティ誰かイベントやらないとあまりやることが無い。Second Lifeは定期イベントありますが、VRChatと比べると全然勝ってないですね。因みにSecond Lifeではお祭り、音楽イベント、観光、上映会が楽しめます。仮想通貨界が盛り上がってるメタバースも、多分VR実装しないと、同じ問題起こると思います。

3. 本当に重い

私は2007年からSecond Lifeやっていますが、今15年後やっても同じぐらい重いです。一つの原因はこのゲームがシングルコアで実行されているので、グラボがあまり助からない。二つの原因は、このゲーム全部のシミュレーションはサーバー上で行ってるからです。

例えば、プレイヤーが移動したら、まずどういう風に移動するのか、どういうアニメーションでやるのか、全部サーバーでやっている、その結果がプレイヤーに届くまで時間掛かります。クライアントサイドの計算は少ないため、全部の反応はラグがあります。この原因SLはどんなに良いプログラミング言語持っても、あまり良いゲームは作らないです。

4. エンジンが古い

一つの誤解は、Second Lifeが開発止まっている。実は、今でも定期的に新機能が追加されています。でも、やっぱりエンジンが古すぎて、限界がありますね。例えばシェーダー全然対応してないので、アニメ風作れない。

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5. VRが対応しない(多分できない)

これは現在の問題、Second LifeはVRモードが無いですね。(VR視点Modがありますが)

そしてこれは恐らく不可能と思います。原因はプレイヤーのアニメーションはサーバーのシミュレーションの一部なので、VRのように自由に手足動かす、移動するのはSecond Life完全に仕様外れですので、将来的に仕様変更して、VRを対応するよう望んでいます・・・

6. 超たかいいいいいいいいい

ここでSecond Lifeの費用を説明したいと思います。

まず、無料Tierがあります。無料Tierはリンデンドルを他のプレイヤーから貰うことできますが、土地を購入するのはできないです。(ただし、他のプレイヤーから土地借りてレンタルで住むのは可能です)

そして、プレミアムアカウントというサブスクがあります。月1400円で、1024m^2の土地まで保有出来ます。

つまり、毎月1400円を払えば、1024m^2の土地を持つ権利が貰えます。土地の購入は別料金です。

じゃ、私みたいな広い街を維持する場合は幾らですか?以下をご覧ください:

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私個人にこの町を維持するために毎月1万3千円払っています。そして他の方も含めて、恐らく全部が月3万円以上になると思います。この費用を払えないと土地の一部が公式に戻されます。

土地の購入コストも別ですよ!土地の購入は数千円から、5万円以上のもあります!それは1回だけですが・・・

とにかく毎月高い金額払っています・・・ゲーム内で観れる町は、全部誰か支払っています。因みにサーバーごと購入もできます。購入費は4万円、維持費は月2万6千円。

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まとめ

頑張ってSecond Lifeのことを説明しましたが、いかがでしょうか。ブロックチェーンが約束されたインフラ、そんなの無くても既に実現されたSecond Life。ただVRと比べるとあまり面白くはないですね。因みに私はVRChatがこういうインフラ実装してないから、むしろ全部外部がVRChatをサポートしているから、VRChatはメタバースではなく、VRネットゲームとしか認められたくはないです。でもそれもVRChatが凄いこと達成したと思います。個人的に、VRChatはプライベートインスタンスが無ければ、もっと仮想世界になれると思います。最近のニュースから、Second Lifeも新しい投資ありそうで、将来的には、VRChat、Second Life、Cluster、また他のMeet-Meっぽいな、本格的のVR + メタバースあったらいいなと思います。あっNFTはどうでも良いです。あってもなくっても。

Q&A

Second-Lifeは今でも人気ゲームですか?

人気と言えないが、どこに行っても人が居ますよ。あまり交流しないけど。定期イベントもあります。

日本人が居ますか?

日本人コミュニティ結構居ますよ!初心者スタートガイドなら是非以下から https://sljpstartguide.wordpress.com/

変態が多いって本当ですか?

2010年からSecond Lifeは変態が多いイメージがありましたが、これはVRChatと比べるとPublicインスタンスと同じイメージですね。日本人のクリーンなコミュニティが居ます!

本当にやることありますか?

正直、あまり期待しないでください。ログインして自分に合うコミュニティを探して、たまに観光とかたまに動画みるとか、だらだらするゲームです。現状のSecond Lifeは、あまり面白いことを期待できないゲームなんで・・・

この町巡りたい!

こちらでどうぞ、夜23時から大体誰かいる。 http://maps.secondlife.com/secondlife/Talgat/15/209/22

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