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個人的"康、頼むZONE"の模索

昨日、乃木坂27th表題曲『ごめんね Fingers crossed』の音源が公開された。

坂道グループおいて新曲の曲名が発表されてから実際に音源が公開されるまでの初期微動継続時間において各々が想像を膨らせるお祭りのような雰囲気がとても好きである。

そんな中、いざ楽曲披露を迎えるタイミングで、自身が抱く「康、頼むぞ」という願いについて、自分が"どんな楽曲を頼んでいる(=求めている)のか"ということについて考えてみたいと思う。

乃木坂46楽曲と4象限マトリクス

今回は、乃木坂46の楽曲に関して「歌詞」と「楽曲」の2軸を設定して4象限マトリクスをつくり、自分が求めている楽曲がどういった場所に位置しているものなのか考えてみた。
(4象限マトリクスはなんとなくの雰囲気で使っているので、その点はご了承いただきたく存ず存ず)

まずは、それぞれの軸の対比要素について。

<歌詞編>

歌詞における対比要素として、「康詞(やすし)的」と「直球的」という捉え方を選択してみた。

ここで言う「康詞的」とは「これなんとなく康みが深いな...」というように感覚的なものであり、どれくらい康楽曲に触れてきたかによるところが大きいが、簡潔に定義してみると「(良い意味で)変態的比喩や頭に残るフレーズや言葉の組み合わせが多々使われている」といった感じだろうか。

例えば、

愛し合ったこの日々は
種の多いスイカみたいだった

- 『ひと夏の長さより・・・

では「好きな人と一緒にいるも、なかなか思うようにいかない心のすれ違い」を「種の多いスイカ」に例えたり、

ブレザー脱いだ生徒が
多くなって来た校庭で
真っ白なシャツが眩しい
オセロは白の勝ち

- 『トキトキメキメキ 』

では、「夏が近づき冬服(ブレザー)から夏服(真っ白なシャツ)に衣替えする生徒が増えていく様子」を「オセロ」に例えたりと、「おいおい、康... やるじゃねぇか」と頭を抱えてしまう類のものである。

比喩を用いることが、聴いている側に「あーなるほどね」と楽曲への共感性・没入感を高めることに寄与していて、知らず知らずのうちに康の掌の上でワルツを踊ってしまっているのかもしれない。踊りやすい掌をありがとう康。

一方、「直球的」とは文字通り、「好き」「楽しい」「寂しい」といった感情をこねくり回した表現にするのではなく、そのままど直球に表されているものである。(『ロマンスのスタート』などがイメージしやすいかもしれない)

<歌詞>における軸
直球的 - 康詞的
<楽曲編>

楽曲編については対比要素を出すのが難しかった。いわゆる「アップテンポ」と「バラード」ではなんとなく腑に落ちなかったので、一旦「」と「」で考えてみる。

まず、「静」とはもちろんバラードも含むが、すごく簡潔に「ライブ中に披露されると座ってしみじみと聴きたくなる楽曲」と定義してみる。

すると自ずと「動」は「ライブ中に思わず立ち上がったり身体を動かしたくなる楽曲」ということになる。

ここでは「ライブ中に」ということがポイントである。会場の雰囲気や生で音を感じることによる高揚感など、五感をフル稼働して楽曲を享受している時に何を思うか、感じるか、という部分にスポットを当てている。

日常の中で聴く『ガールズルール』と夏の神宮球場で聴く『ガールズルール』が別曲のように感じられる、みたいな感覚かなと。(これもあくまで個人的感覚に過ぎないが)

<楽曲>における軸
静 - 動

横軸(歌詞)と縦軸(楽曲)よりマトリクスを作るとこうなる。


楽曲の配置

次に、坂道楽曲という一括りだと無限に楽曲が存在するため、今回は乃木坂46の表題曲に絞って、マトリクスに配置していく。

ここでは、下記ルールに基づき歌詞と楽曲に点数を振り、マトリクス上のどこに位置するのかを決めていく。

【歌詞】
Theド直球的(-5) 〜 The康詞的(+5)

【楽曲】
鎮座して聴きたい(-5) 〜 身体が勝手にビートを刻み出す(+5)

なお、この点数付けはあくまで超絶ウルトラ主観によるものであり、異論は認めまくる。もはや康は"概念"であり、各々が抱く「康らしさ」は異なると思うので。そう、「乃木坂らしさ」がどんなものであるのか議論になるように。(同じ扱いをするな)

そこで、1st〜26thまで点数にした結果がこちら。(これを書いてる今現在の気持ちにはなるが、多少変動はあれどそこまで大きく動くことはない気はしている。)

そしてこの結果をマトリクスに配置してみた。

表題だけで見ると意外と個人的に「動」として捉えてる楽曲が多いんだということに気付いた。(確かにライブで表題ラッシュが来ると静かに見ているよりもサイリウムブンブン振り回して興奮を発散してることの方が多い気がしてきた。)

個人的"康、頼むZONE"の発見

次に、表題を除いて自分が「ライブで観たい」と思う楽曲(出来る限り推し補正・思い出補正を削ぎ落として選んだつもり)を10曲選び、表題曲と同様に点数化してみた。

そしてこれをマトリクスに配置してみると、新曲発表の際に「康、頼むぞ」と願っている時に求めている楽曲がどの位置(これを"康、頼むZONE"というクソダサ名称で呼ぶことにする) に属しているものなのかふんわりと浮かび上がってきた。

はいどーん。

結果として、例外はあれど、

【歌詞】
2 〜 4 = それなりの康みがある
【楽曲】
-2 〜 -4 = 座してしっとり聴きたい

K0mmR的"康、頼むZONE"であることが見えてきた。

つまり、「康の(良い意味で)変態的比喩や言い回しを嗜みつつ、しっとりとした楽曲を期待している」という結果になった。

まとめ

今回やってみた4象限マトリクスを使った楽曲のマッピングは何度も言う通りあくまで個人の感じ方によるところが大きい(そもそも縦・横軸自体が人によって異なると思う)上に、「センターが誰なのか」「グループごとの世界観・雰囲気」など、マッピングに絡んでくる要素は多々あると思うので、「ほう、そういう見方もあるのね」とお遊び程度にサラッと流してもらえたらと思う。

ただ、もっともっと学術的に、そして音楽的に突き詰めていくと、グループの核になっている楽曲や傾向が見えてくるのかもしれないな、とも思った。

なんとなく思い付きでやってみた割に意外と面白かったので、縦・横軸から考えてみるといい感じに楽しみながら時間を潰せるかもしれない。(他の人の捉え方も見てみたいのでやってみて欲しさisある)

それでは康、これからも頼むぞ。

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