【FX】先週の振り返り&今週(3/25~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(3/18~3/29)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • ドル円・クロス円の押し目待ち。

  • マーケット全体を注視し、流れに飛び乗る想定も。

  • 万が一の植田総裁タカ派発言は頭の片隅に。

※ 詳細は下記記事にて。

注目の日銀の金融政策は、マイナス金利解除、YCC撤廃、ETF・J-REITの新規買い入れ終了と、想定通りの内容。

金融政策発表後に瞬間的に円高に振れるも、アルゴリズムでの反応にすぎないと思われ、すぐに切り返し、植田総裁の会見前にすでにジリジリと円売りがスタート。

会見時にはやや円買いがあったが、会見終了および欧州時間に入ると、円全面売りの様相。アメリカ時間になっても円の全面売りが続いた。

FOMCはドットチャートの動向に注目されていたが、今年の利下げ回数の予想は3回のまま変更なし。GDPとPCEインフレーションは上方修正、失業率は下方修正だった。

2025年の利下げ見通しを4回から3回に下方修正したこともあり、今年の利下げ回数が2回に下がっても良さそうな内容ではあったが、今年の利下げ見通しに変更がなかったことでドル全面安となった。

パウエル議長会見中に、日銀が今年7月か10月に追加利上げの検討といった日経報道が入ったことで円買いの動きも入り、ドル円は151円台後半から150円台後半へ約1円下げ、翌日東京時間も150.26まで下げるも150円台を割ることはできず、22日には去年の高値151.91円に迫る151.81円まで上昇した。

21日の豪失業率は、市場予想より大きく下回り、雇用者数も大きく上回りオージー買いで、オージー円は2014年12月以来の100円台に一時乗せるも、オージー買いは続かず、オージー円は100円台の達成感もあり98.65円で先週を引けた。

同日、SNBが25bpのサプライズ利下げでスイス全面安の展開で、最弱通貨の円に対しても2円以上下落した。

中銀の発表によってよく動いた週だったが、個人的には相場とリズムが合わず大したトレードができず。

日銀金融政策発表後の値動きを想定し、ドル円の148.90円に買いオーダーを入れていたがわずかに届かず。
トレードはユーロドルをスキャルで少しやり微益は出るも、終始様子見する形となった。

先々週の円売りの動きが無ければ、日銀金融政策後はbuy the factでやりやすかったが、既に円売りがおきていたのでトレードが難しかった。

今週(3/25~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

3/25(月)
BOJ議事要旨公表、クックFRB理事発言、米2年債入札
3/26(火)
米5年債入札
3/27(水)
豪CPI、米7年債入札
3/28(木)
BOJ主な意見公表、豪小売売上高、加GDP、ウォラーFRB理事発言、米第4四半期GDP、
3/29(金)
東京CPI、PCEデフテーター・コアデフレーター、サンフランシスコ連銀総裁発言、パウエルFRB議長発言

今週は中銀weekを通過し、注目の経済指標は少なめだが、月末・四半期末週となる。
また、欧米各国では金曜日がグッドフライデー、週明け4/1がイースターマンデーとイースター休暇となり、多くの国が休場となる。

シカゴ通貨先物の円売りNETポジションは、3/19時点で11.6万枚だが、日銀会合後に猛烈な円売りが進んだことから、また13万枚前後まで膨らんでいると想定。

ドルストレートはドルショートの含み損ポジション、クロス円では円ロングの含み損ポジションが多く見られる。

今週は相場の見立てが非常に難しく、どのくらい月末・四半期末・欧米勢のイースター休暇前の調整が起きるか、市場のポジションの傾きを想定しても、どう動くかをイメージできない。

円は中長期的には売りたいが、ポジションメイクは焦らず、わからなければ無理せずに様子見でも良いかなといった次第。

あとは、臨機応変に短期トレードができれば。

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