【FX】先週の振り返り&今週(3/18~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(3/11~3/15)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 短期トレードで細かく回転

  • 中長期でスイス戻り売り

  • 長期的に円売り目線だが、マーケットを注視

※ 詳細は下記記事にて。

週明けは想定通り円買いでスタートするも、ドル円・クロス円は下値を攻めきれず横ばいの動き。
翌12日は円売りとなり、前週から続いた安値圏からやや反発。

米CPIでは市場予想を上回り、発表直後はドルストレートは乱高下しややドル買いになるも、それも続かず対円・スイス以外では行って来い。

しかし、米PPIが市場予想を上回ると、発表直後はドルストレートは乱高下となるも、その後インフレ懸念再燃となりドル全面高の流れ。

また、今週の日銀金融政策でマイナス金利解除とYCC撤廃がされるといったヘッドラインや、春闘の満額回答以上の結果が相次いでも、市場の反応は限定的でむしろ円売り再開。
結果、ドル円は146円台ミドルから149円台まで一気に上昇した。

先週のトレードは、ホールドしていたドル円は147円が重かったので、週初めに早々にスクエア。

ユーロ円も160円前半とミドルで少しずつロングエントリーしていたが、こちらもミドルと161円乗せで早々にスクエア。

ホールドしていたドルスイスは、米CPIが上振れで急上昇した際も0.88台が重かったため0.88手前で利確。

ドル円をスクエア後に148円台まであげてしまったので、戻りを待っていたが147円台前半が固くなっていたため、ミドルでロングエントリー。
今度は148円台が重くなっていたので、148円乗せで利確。

先週は日銀会合前に横ばいのイメージだったので押しを待っていたが、日銀関連ヘッドラインが出ても円買いは一瞬だけだったため、うまく円売りポジションを構築できず。

146円台での下げ止まりの見立てと、ロングエントリーまでは良かったが、週初めのマーケットの動きを見て、一旦ドル円とユーロ円のロングをスクエアにしてしまったのが反省すべき点。

スクエアにした理由は、ドル円は147円台が重く、先週はもみ合いが続くイメージだったことから、もう1回下押しがあっても良さそうだと考え、持ち値を良くしようと146円台前半からミドルのディップを狙ったのが原因。

146円台後半はホールドしていても問題ない枚数だったが、スケベ根性が出た結果、下押しは弱く逆に147円台、148円台と下値が切り上がってしまった。

頭を切り替えて147円ミドルで再エントリーは良かったが、日銀会合前に円売り再開が起きるとは想定していなかったので、円売り再開の動きにしっかり乗り切れなかった。

今週(3/18~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

3/19(火)
日銀政策金利・声明発表&総裁会見、RBA政策金利・声明発表&総裁会見、加CPI
3/20(水)
英CPI&PPI、ECB総裁発言、FOMC政策金利・声明発表&FRB議長会見
3/21(木)
NZ第4四半期GDP、豪失業率&新規雇用者数、仏・独・欧・英・米製造業&サービス業PMI、SNB政策金利・声明発表&総裁会見、BOE政策金利・声明発表・議事録公表、バーFRB副議長発言
3/22(金)
日全国CPI、英・加小売売上高、バーFRB副議長発言、アトランタ連銀総裁発言

今週は中銀week(日・豪・米・スイス・英)、また欧米のPMI発表と材料が多い。

今週の一番の目玉は日銀の金融政策発表のつもりでイメージを組み立てていたが、先週のマーケットの動きをみていると、既にマイナス金利解除、YCC撤廃、ETF買い入れ終了までは織り込み済みで、むしろすでに円売り再開の様相。

これ以上の金融政策変更などがあれば急な円高の動きもあり得るが、金融緩和状態維持のスタンスや、金利急騰は絶対に避けたいということを考えると、上記以上のことを今回の段階で一気に変更する必要性はなく、サプライズの可能性はほぼ無いとみている。

個人的には、日銀会合前後からbuy the factで円売り再開を想定していたが、既に先週から円売り再開が始まってしまっているため対応が難しくなってしまった。

理想はドル円・クロス円の押しを待ちたいが、押し目待ちに押し目なしも十分に考えられるため、為替だけでなく株の動き、欧米勢の動向を見ながら、流れに乗る必要があるようなら飛び乗る想定もしておく。

なお、可能性はかなり低いと思うが、植田総裁のタカ派的な発言が出れば、円買い再開という可能性もなくはないので、頭の片隅には入れておく。

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