【FX】先週の振り返り&今週(5/6~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(4/29~5/3)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • ドル円・クロス円調整待ち。

※ 詳細は下記記事(一部有料公開)にて。

先週は週明けから円を中心に非常にダイナミックな展開となり、一年に一回あるかないかのシビれる相場となった。

先々週の金曜の日銀会合後に円が大暴落となっていたので、GW中のミセス・ワタナベ刈りの動きに警戒していたが、まさにその通りの動きとなった。

週明けのオセアニア時間は、窓を開けての円大暴落とはならなかったものの、日本が祝日で薄商いだった東京時間10:30頃から円が売り込まれはじめ、ドル円は160円を上抜け、ユーロ円は史上最高値など、まさに阿鼻叫喚となった。

余談だが、フライト中だったためこの動きを生でモニターすることはできず、ランディング後にチャートを見たらすごいことになっていた(笑)

その後、日本時間13時頃、本邦当局による円買い介入のような動きがあり、ドル円は約30分で155.04まで約4.5円下落。

さらに余談だが、この介入(おそらく)序盤の動きも、空港からの移動中でウトウトしていて見ておらず、この動きを見て一気に目が覚めた(笑)

一旦155円台はサポートされ、157.23円まで反発するも、待ち構えてたかのような戻り売りの動き(こちらも介入の可能性が高いという見立てが多い)で155円をブレイクし、154.52まで下押しした。

その後は、やはり下で待ち構えていたであろう買いが入り、じわじわとドル円・クロス円は値を上げていき、ドル円は155円台が底堅い動きだった。

ここまではある程度想定の範囲内の動きだったが、FOMC通過後の日本時間5/2早朝、誰もが警戒を緩めたタイミング&相場が薄い中で、さらに円買い介入(のような動き)が入り、ドル円は157円台ミドルから瞬間153円台割れまで約4.5円暴落と、円全面高の動きとなった。

FOMCでは、QTの米国債の買入金額の減少が市場予想よりも大きかったため、ドル売りとなったことからドル円の戻りも限定的で、週末の米雇用統計を控え、ドル円はジリジリと下げる展開となった。

米雇用統計は、失業率・NFPともに市場予想よりも弱かったことで、ドル全面安となり、ドル円はレジサポとなっていた152円を瞬間下にブレイクし、151.85まで下落した。

その後は、おそらく多くの参加者が待ち構えていたであろう152円台での押し目買いが入り、153円台まで行って来いとなって引けた。

先週のトレードは、一回目の介入と思われる動きの後は、1時間足でみると155円で下ヒゲが並び底堅かったので、155円を背に枚数を抑えてロングエントリー。

GW中であることや、追撃の円買い介入の警戒感もあったことから、あまり欲張らずに100ポイントほどで利確。

短期では、ユーロドルを売りで回転。
長期ポジションとして、ドル円中心にユーロ円も少しずつロングを構築中。

今週(5/6~)の相場観

注目の経済指標は下記のとおり。

5/6(月)
SNB総裁発言
5/7(火)
豪小売売上高、RBA政策金利&声明発表、RBA四半期金融政策報告、RBA総裁記者会見
5/8(水)
とくになし
5/9(木)
BOJ主な意見公表、BOE政策金利&声明発表、BOE議事録公表・四半期金融政策報告、BOE総裁
5/10(金)
英第1四半期GDP(速報値)、ECB議事要旨公表、加失業率&雇用ネット変化、米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)

その他、FOMCを通過し米連銀総裁やFRB理事の発言および米国決算が続く。

週明け月曜は日本とイギリスが祝日だが、投機的な円売りが入らない限りは、本邦当局の円買い介入はしばらくは入らないイメージ。

ファンダメンタルズ的に長期的な円安の流れは変わらない見立てだが、チャート的にはドル円・クロス円はとりあえす当面の高値は付けたと判断。

ただし、円を買う理由はショートポジションの買い戻し以外は見当たらず、逆張り円ロング勢も先週淘汰され、円買い介入も一服とすれば、投機的な動きとはならなくても、じわりと円安の動きが再開すると想定。

テクニカル的にも下げ止まるポイントに来ており、ドル円・クロス円は良い買い場と考えている。

今週(5/6~)のトレード戦略

すでにドル円・ユーロ円のロングを少しずつ構築しているが、今の水準で買い増し予定。

リスク・リワード的にも良いタイミングだと考えているので、中長期ポジションを仕込みつつ、短期ポジションで回転させながら利益を積みましていきたい。

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