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子犬を飼うのはまだ早いていうか、年齢的にもう無謀なんじゃないかね

親友Hちゃんが度々言う。
「早くもう1頭飼った方がいいよ」
Hちゃんは30年来の友達だ。
わたしにとっての2頭目のアフガンハウンドであり、初めてのショードッグの子犬を紹介してくれたご縁で。

基、ハクが難病持ちゆえにいつ死ぬか分からないので、もしそうなった時にわたしがダメになってしまうのではないかという懸念からもう1頭飼うべしとのこと。

まあ、確かにそうである。
ルシファーが死んだ時、ハクがいなかったらヤバかったと思う。
ハクがいるからギリギリのところで踏みとどまってる。

Hちゃんの提案は外産(輸入犬)。
夫(・∠・)は子犬をお迎えすることはやぶさかではない感じ。むしろ欲しそうまである。
ハクのブリーダーは子犬を輸入するなら協力してくれそう。多分ノリノリで。

数年前に世界一美しい犬とネット上で話題になったTea。
彼女は一度も繁殖せずに引退したんだけど、このハンドラーの紹介で同じ系統の子をお迎えできるかも知れないのでちょっと期待してる自分もいる。
Teaは女子だけど、Teaみたいなタイプの男子が飼えたら至福だなー。
そしたらまたショーやるよw

ただハードルが幾つかある。
まず、ルシファーが死んで4ヶ月、まだ新たに子犬を飼う気にはなれない。
更にマンションなので元気な子犬だと騒音で階下の方にご迷惑をお掛けするのではないかと懸念している。
そもそもメンタルの状態が悪すぎて子犬どころじゃない。
ハク1頭ですら満足にお手入れできないのに。

アフガンを飼っている方から見れば、1頭しか飼ってないのに4歳でこんなボロボロは恥ずかしいことなのだよ

第一の問題として、わたしたち夫婦がいつまで生きてるか分かんないよね。
1頭の犬の生涯の幸せを約束できるじゃろか。
夫(・∠・)59歳、わたし47歳。
今すぐ子犬を飼っても、15歳まで生きるとしたら夫(・∠・)74歳、わたし60歳だ。
わたしは22kgの時のルシファーはギリギリ抱っこできたけど、30kgのハクは抱っこできない。
夫(・∠・)は長身で年齢の割に体力があるので今はハクを抱っこできるけど、若いころから腰に爆弾を抱えている。
ルシファーは1年半前におちゃんたまを取ってから急激に太って最後は30kgを超えてしまい、束の間とはいえ介護はなかなか大変だった。
それを15年後にできるかというと、なかなか難しいと言える。

老後のお世話に関しては今は横浜でも老犬ホームがあったり犬の介護士がいて、月30万円くらいで完全介護してもらえるので15年後はもっと良いサービスができていそうではあるけど、我が家は人間の子供がいないとは言え、その頃にその費用を難なく出せる経済状態かは分からない。

歳をとったな、と感じる。
昔はそんなこと考えたこともなかった。
欲しい時に犬をお迎えできたし、ショーや繁殖を引退した子を終生飼育を前提に引き取りを打診されたら、気軽に複数頭引き受けた。
単に欲しいから飼う、チャンスがあったから繁殖する、みたいなカジュアルさがあった。
「犬の一生に責任を持つ」という意識も低かった。
それって若くて体力があってバカで無鉄砲で無謀だったからだよね。
青かったなー、自分。
(言い訳をすると、気軽に繁殖をしたわけではなく、熟考した上であり、諸事情で繁殖を諦めたことは何度もある)

たまにご年配の方から声を掛けられる。
「うちも昔アフガンを飼っていたけど、歳だから世話をできなくてもう飼えない」
懐かしそうで、どこか哀しそうな雰囲気で。

アフガンハウンドは孤高の美しい獣。
虜になった人は一生幻影を追うことになる。
(カッコよく言ったが自分勝手で頑固な犬種だ)
(あと、オーナーはちょっと変わり者のお方が多い。ごめん。本音だ)

いつか、うちもそうなるんだろう。
今がその分岐点なんだと思う。

てか。
飼うなら選択肢がアフガンハウンド一択なのな、我が家。

思えばダックスでショーをやってた期間が一番長かった
生きてたら23歳のサラ
性格が良く、賢く、美しく、最高の子だった

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