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差別と区別と思いやりについて

ちひろさんという漫画18話を読んだ。
主人公ちひろが勤務する弁当屋の店主の妻が体調を崩して入院し、失明して退院するところからこの話は始まる。
あれやこれやと気を遣われるのではなく、普段通り接してくれる人のほうがありがたいという言葉を妻は漏らしていて、確かになぁと合点がいくエピソードを思い出した。
ある日、駅で目撃したのだけれど、車椅子ユーザーが電車を降りようとするところに居合わせたサラリーマンが、扉の前に仁王立ちしてしまったのだ。慌てた様子だったので恐らく手伝おうか悩んだ結果硬直してしまったのだろう。
「危ないのでどいてください!」大きな声ではっきりと車椅子ユーザーはサラリーマンに向かって叫んだ。
サラリーマンが立ち去ったあと、車椅子ユーザーは慣れた手つきでホームへ移動していた。
車椅子ユーザーにとって電車を利用して移動することは日常なのに、非ユーザーは物珍しい目線を無意識に送っていないだろうか、余計なお節介をしていないだろうか。これは車椅子ユーザー以外にも言えることだが。(まぁ、かなり大きな声でどけと言っていたので私もかなりびくりとしてしまったが…)
痴漢などの犯罪行為については見つけ次第、積極的な声掛けが必要だと思うが、障害を抱えた人に対して過剰な思い込みや手出しをしてないだろうか。
ヘルプマークの裏面には万が一のときに処置してほしい内容が書いてある。
手助けが必要な人を察知できるように、外出時にはスマホを見ることを控えようと思った。

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