「なんていうことをぬかしてけつかるんでございますか」

上のフレーズ、読んですぐ吹き出した人は関西人です。僕は生粋の関西人ではありませんが(父は長野、母は山口)、生まれたときから大阪なので、「ぬかしてけつかる」という下品な表現と「ございますか」という丁寧語のミックスに、思わず吹き出してしまいました。
これは朝日新聞8月26日夕刊の記事で、吉本新喜劇の末成映薫(ゆみ)さんが舞台のアドリブで出た言葉で、爆笑を買ったそうです。
世の中SNSの時代ですが、一昔前はテレビ全盛でした。大宅壮一が「一億総白痴」と嘆いたのは、新聞や雑誌が支配していたメディアをテレビが席巻していった時代でした。しかし、今やテレビは観ていられない。僕は人の心を忖度せずにズケズケと入ってくる広告、コマーシャルが大嫌いです。民放テレビは番組の半分がコマーシャルだから観る気がしません。それでは、コマーシャルのないNHKが面白いかと言えば、最近のNHKは妙に媚びを売っているようで全然面白くない。どうせ国有放送なら、なぜもっと硬派のイメージを貫き通さないのか。馬鹿馬鹿しくてニュース以外は観る気がしません。
それで活字媒体となるのですが、いろいろ批判はあっても新聞はまだ局所的ではありますが、面白い記事を発信しています。朝日の木曜日夕刊「おおきに!関西」は、たぶん関西圏だけの記事でしょうが、表題の記事など面白い話題に事欠きません。
新聞は「もっともっとおもろい記事を書いてくんなまし」
あれ、ちょっとちゃいますな。わて、ほんまによう言わんわ。

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは活動資金として使わせていただきます。