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都立入試理科について記事を書いていく。

今回は、天体の「月の動き方」について。

以下、平成29年の入試問題。

では具体的に解いていくと、

問題文に

午後6時頃に南の空を観測したところ真南に図4のような形の月が見えた。観測した日から3日後の午後6時頃に同じ地点で見える月の様子を述べたものとして適切なのは次のうちではどれか。」

と書かれている。

特に、太字のところに着目しよう。

月も太陽と同じように

東からのぼり、西へ沈む。

しかし、太陽と異なるのは、

必ず同じ時刻に真南に来ない。

では、どのように変化していくかというと、

少しずつ東へずれていく。

そこから、選択肢を見ていくと、

アとイの選択肢である

「真南よりも東側に見え」

が選ばれる。

残りは月の満ち欠けについてだ。

月の満ち欠けについてはこのことを覚えておこう。

月は”右側”から満ちて、”右側”からかけていく。

そこだけ押さえていれば解ける。

では、図4をみると、

このように、

右側が満ちている。

という状態から、

「右側から左側へ満ちていく。」=「月が大きくなる」

と考えよう。

よって選択肢を確認すると

「光って見える部分は図4の月より広い。」

が正解となる。

よって答えはとなる。

今回の月のポイントをもう一度2つ確認すると、

①月は日ごとに東へずれていく。
②月は右から満ちて、右から欠けていく。

以上のことをしっかり押さえておこう。

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