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都立高校入試社会歴史「第二次世界大戦後」対策

都立入試社会歴史対策について記事を書く。

以下、平成28年都立入試問題。

問題文を読むと、

〔問2〕⑵国際社会において,これまで森林の維持発展に関する取り組みが行われてきた。とあるが,次の略年表は,1945年から2011年までの国際的な森林の維持,発展に関する取り組みについてまとめたものである。略年表中のAの時期に当てはまるのは,下のア~エのうちではどれか。

と書かれているので、ア~エの文章がいつの時期かをしっかり押さえていこう。以下確認していくと、

ア ソビエト連邦では,市場経済を導入するなど経済の立て直しを進めるなかで,森林を一元的に,管理する必要性が高まり,森林管理と林業を統合する試みが行われた。
⇒1980年代後半

 日本では,身近な自然の減少や公害の発生など生活環境が悪化し,国民の自然環境の保全への,意識が高まるなか,環境庁が設置された。
⇒1971年(高度経済成長の終わり近く)

 ヨーロッパでは,欧州連合が成立した年に,持続可能な森林管理において生物多様性の保護が不可欠であることが示された。
⇒1993年

エ 中華人民共和国では,この国が成立した年
に,荒れた土地への植林,森林保護や国土の緑化を推進する必要性が示された。
⇒1949年

となるので、解答は1960年から1978年の間となるイが正解となる。

主な出来事をしっかり押さえておくことも重要であるが、もしその知識で不明点があれば森林についての記述から年代を推測していこう。

ェ荒れた土地への植林,森林保護や国土の緑化を推進する必要性が示される。イ国民の自然環境の保全への,意識が高まるなか,環境庁を設置する。⇒ア森林を一元的に,管理する必要性が高まる。⇒ウ持続可能な森林管理において生物多様性の保護が不可欠であることが示された。

と以上の流れで考えていくと良い。

このように知識が不明であっても、文章の中にヒントが隠されていることも多くあるので、けして諦めずに粘り強く解いていくようにしていこう。

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