都立高校入試「過去問対策」をやる6つの本当の理由は?
残り都立入試まで1か月を切ってくると、過去問対策をやっている子はほとんどだと思う。
つまりこれからの追い込みは
「過去問対策の質」
が勝負になってくると言っても過言ではない。
しかし高校受験は「初めて」の受験。
今まで中学校で行われていた定期テスト勉強とも大きく異なり、やり方が上手くいかない子も多い。
しかし都立高校一般入試は
たった1回
だ。その1回で入試本番にベストが尽くせるように調整していくことが求められる。
そこで今回は残り1ヶ月でけして時間を浪費しないように
効果的な過去問対策
を伝えていきたい。
これを残り1ヶ月でもしっかり実践することで大きな効果が見込めるので、ぜひ実践してほしい。
そもそも「過去問対策をやる理由」だが、けして
成績UPのためではない
ことを知ってほしい。もちろん過去問対策を行うことで
解法や傾向
を把握することはできる。しかしそれがけして本質的な
実力UP
へはけして繋がらない。
ではなぜ
過去問対策をするのか
という理由を以下6つ伝えていく。
①時間配分を知る。
→入試において大切なのは、時間配分だ。つまりどんなに「知識」を持っていたとしても、制限時間内に解き終えることができなければ受験で合格することはけしてできない。そのため各科目の「各大問」において時間配分をしていこう。その時間配分どおりに過去問を解き進めていくことが重要になってくる。
②出題形式を知る。
→入試問題には必ず出題形式が存在する。そのため出題形式に合わせた対策をしていかなければならない。出題形式に合わせて対策することは「得点力UP」へと繋がる。その形式に合った勉強法を心がけていこう。
③解く手順を知る。
→入試問題をけして「最初から」解かなければならないというルールはない。そうではなく、いかに「得点を積み重ねられるか」という思考で解き進めなければならない。具体的には「捨てる問題」「飛ばす問題」なども考えていこう。その分「どの問題を得点すれば良いのか」という発想に切り替えることが大事だから。入試は「1問」「1点」でも多く取るという戦いだ。
④ 求める生徒像を知る。
→各高校や都道府県によって「問題傾向」が異なる。それは「求める生徒像」が異なるからだ。例えば、都立入試問題だと「考えて行動する子」がテーマになる。それは都立高校入試各問題の「基本方針」にも書かれている。それを知ることにより「普段からどのような考え方が必要か、勉強法が大事なのか」を把握できるようになる。
⑤問題知識の深さ
→過去問研究をしていくと「どのくらいの知識量」が求められるかを把握できる。そのために、普段のインプットを「どのくらい深くまでやっておかなければ解けないのか」をしっかり理解して受験勉強に取り組むことが大切だ。そのためにはまず過去問分析をしっかりしていくことから始まる。そこから受験勉強の質が高まってくる。
⑥ 各科目で取るべき得点を知る。
→入試は1科目だけではない。都立入試であれば5科目もある。その中で「得意不得意」だけではなく「正答率」から「どのくらいの得点」が見込めるかを把握し、そこから「合格目標点」へ向けて各科目の目標点を「逆算」していかなければならない。けして過去問の「難易度」を見ないで、当日の目標点を決めてはいけない。それは科目によっても平均点は異なるものだし、得意科目であっても「取れる得点」が決まってしまうから。
以上が過去問対策の際に把握してほしいことになる。
むしろそれを行うことで初めて「過去問対策の意味」が出てくる。つまり
過去問対策からが始まり
になる。けして過去問演習で満足してはいけない。
過去問が目的地であるように、そこから逆算して「合格戦略」を作るためだから。
その目的地である入試に対して
「最短距離」
を歩めるように追い込みをかけていこう。
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