見出し画像

都立高校入試社会歴史「奈良~室町年表整序」対策

都立入試社会歴史対策について記事を書く。

以下、平成30年都立入試問題。

問題文を読むと、

「〔問1〕(1)古代から中世にかけて,文字や製紙技術などが広まると,情報が書物や絵画などとして記録され,残された。とあるが,次のア~エは,奈良時代から室町時代にかけて著された書物などについて述べたものである。時期の古いものから順に記号を並べよ。」

と書かれているので、ア~エの文が何時代なのかを判断しよう。そうすると以下のとおりとなる。

ア 元軍を防いだことに対する恩賞などについて,幕府に対する御家人の不満が高まる中で,竹崎季長の活躍などを表したとされる「蒙古襲来絵詞」が制作された。
⇒鎌倉時代

イ 遣唐使の派遣が停止
され,我が国の風土や暮らしに合った文化が生まれる中で,清少納言により,宮中での日々などについて記した「枕草子」が著された。
⇒平安時代中期

ウ 寝殿造
と禅宗の建築様式を折衷した金閣が建てられるなど,大陸の影響を受けて新たな文化が生まれる中で,足利義満に保護された世阿弥により,についてまとめた「風姿花伝」が著された。
⇒室町時代

エ 律令国家
の仕組みが定められ,中央集権的な体制が形成される中で,天武天皇の子である舎人親王らにより,天皇に関する記述を中心に我が国の歴史をまとめた「日本書紀」が編纂された。
⇒奈良時代

となるので、答え

ェ→イ→ア→ウ

となる。

このように文章から、時代の根拠となるキーワードをしっかり拾えるようにしていけば確実に正答へ導くことができる。

歴史が苦手な子も多いようだが、この整序問題の歴史はぜひ得点源にしていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?