都立高校入試地学「地震」対策
都立入試理科「地震」対策について記事を書く。
以下、平成28年の都立入試問題。
では問題を解くと、
「〔問6〕 図5は,観測地点X,Yにある地震計で同じ地震による揺れを記録したものである。観測地点X,Yにある地震計の記録から分かる,震源から観測地点X,Yまでの距離について述べたものを次のA,Bから一つ,地震の規模について述べたものを下のC,Dから一つそれぞれ選び,組み合わせたものとして適切なのは,下のア~エのうちではどれか。」
と書かれている。ここでのポイントは、
初期微動継続時間(=はじめの小さなゆれが続いている時間)は、震源からの距離が遠くなるほど長くなる。
になる。よって、
初期微動継続時間は観測地点Xの方が短いので、震源からの距離は近くなる。
そこから、A,Bの選択肢を選ぶと、Aの
「観測地点Xの初期微動継続時間の方が,観測地点Yの初期微動継続時間より短いことから,観測地点Xの方が観測地点Yより震源からの距離は近いことが分かる。」
が正しい。
次にC,Dを確認すると、「地震の規模」が聞かれている。地震の規模は、
マグニチュード
となるので、答えは、Cとなる。
ちなみにDの震度は、
地震のゆれの程度を10段階
(0,1,2,3,4,5⁻,5⁺,6⁻,6⁺,7)
で表したものである。
よって答えはアとなる。
今回の地震の問題においてもけして難問は出題されていない。
しっかり、基本的なことを理解していれば解ける問題だ。
けして地震の範囲も難しいと考えずに、基礎をしっかり確認していこう。
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