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都立入試社会歴史対策について記事を書く。

以下、平成28年都立入試問題。

問題文を読むと、

〔問3〕⑶室町時代には,物資の輸送を担う運送業者や倉庫業者の活動が盛んになった。とあるが次のⅠの略地図は,室町時代の琵琶湖周辺の主な水上路,主な港,馬借の主な所在地,主な街道,その他の陸路を示したものである。Ⅱの表は,京都に運ばれた主な物資とその生産地を示したものである。 Ⅲの文章は,馬借の主な所在地のうち,大津と坂本の様子をまとめたものである。Ⅰ~Ⅲの資料を活用して,大津と坂本で活動した馬借の役割について,簡単に述べよ。

と書かれているので、それぞれⅠ~Ⅲの資料を確認し、ポイントを押さえよう。以下資料確認すると、

となるので、ポイントを以下まとめると

…大津と坂本には馬借の主な所在地がある。
…京都に運ばれた主な物資とその生産地は、日本海側の地域が多い。
…水運を利用した交通が発達し、京都への大量の物資が集まる港町としても賑わっている。⇒つまり、琵琶湖の水運を活かし運ばれ、それを京都へ輸送されると分かる。

とまとめられる。以上3つのポイントを繋ぎ合わせて記述していこう。

では模範解答を確認していくと、

主に琵琶湖の水上路を利用して(=Ⅲのポイント),日本海側の地域から(=Ⅱのポイント)大津と坂本まで運ばれた物資を(=Ⅰのポイント),馬で京都まで輸送すること。(=Ⅲのポイント)

となる。都立入試の記述問題では資料が3つ登場し、そこから

ポイントを掴み、繋ぎ合わせて記述する。

ことが正答するためのポイントとなる。

またただ繋ぎ合わせるのではなく、論理的に文章を作り因果関係のある文章にしていくことを意識しよう。

記述問題はトレーニングで十分できるようになるので、鍛えていこう。

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