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都立高校入試国語「200字作文」の解答法

都立高校入試国語では、200字の条件付き作文が出題される。

なかなか作文が苦手だという子が多いが、作文はポイントを掴み、しっかりとトレーニングしていけば確実に点数が取れるところにもなる。

配点は、

10点

にもなるのでぜひここを攻略できるようになってもらいたい。

では実際の入試問題からその書き方を確認する。 

平成29年の入試問題では、

「新しい『何か』に出会うこと」

という条件での出題であった。

まず、200字作文では、

2段落構成

で書いていこう。

それは2段落構成が一番書きやすいパターンであり、点数が取りやすいのでこの書き方をオススメする。

そして、

「①具体的な体験談→②自分の考え→③今後の目標」

という順に書いていくとよい。

例えば、以下の模範解答例で確認してみよう。

以下の模範解答例も、①から③の順で2段落構成で書かれている。

①は、

「ある雑誌で〜からです。」の部分

にあたる。

ここで、具体的な体験談をしっかり書いている。

また今回のテーマである「新しい『何か』に出会うこと」というのに繋がる内容になっている。

もし体験談と今回のテーマにまったく繋がらない内容を書いてしまえば全く点数にならないケースがあるので焦らずに書く内容を決めていこう。

①が書けたら、

②③を第2段落

へ書いていこう。

またここで

②自分の考えと③今後の目標の違い

を理解してほしい。

「②自分の考え」とは、

①の体験を含めて「〜である。」というように自分なりに考えたこと

だ。

気をつけてほしいのは、けして

自分の感想

ではない。

だから、

「私も新しい何かに出会うことは大切だと思います。」ではいけない。

その体験を通じてどのようなことを感じたり、どのようなことを考えたのかという具体的な内容が重要だ。

だから具体的なことを書くことを意識してほしい。

そして②のところは、

「筆者は~気付かされました。」までで、

③は、

「見慣れた~思います。」までになる。

このようにしっかり3つの展開を意識していくことで作文をまとめることができる。

また、作文の採点基準に以下のことがある。

○テーマ「新しい『何か』に出会うこと」に即した自分の意見、 主張が適切に書かれている。
○本文中の筆者の主張を的確に捉え、その主張を踏まえて、文章が適切に書かれている。
○自分の意見、主張の根拠となる具体的な体験や見聞について、適切に書かれている。

他にも、誤字脱字や第一段落の書き出しの際に、一マス空けなかった際は、マイナス1点になるので、気をつけたい。

とにかく作文はやはり練習が一番大切になっているので、ただ単に書くのではなく、以上のことを意識して書くようにしてほしい。

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