都立高校入試理科物理「力学的エネルギー」対策
都立入試理科「力学的エネルギー」対策について書く。
以下、平成29年都立入試問題。
では問題文を読むと、
「〔問4〕<結果2>から,小球Aと小球Bが点aにあるときにもつ位置エネルギーの大きさの関係と,小球Aと小球Bが木片に当たる直前にもつ運動エネルギーの大きさの関係を組み合わせたものとして適切なのは,次の表のア~エのうちではどれか。」
と書かれている。まず、
位置エネルギー
において小球Aと小球Bのどちらが重いかを確認していこう。
元々〈実験1〉の問題文に「体積は等しく質量が異なる」と書かれ、どちらも「床から1mの高さ」なので、質量が重いのは
木片の移動距離を長く移動させた「小球A」
となる。
※黄色のマーカーから判断できる。
そこから選択肢を確認すると、
小球Aと小球Bが点aにあるときにもつ位置エネルギーの大きさの関係
は、「同じ高さにおいて、質量が重いのは小球A」なので、
小球Aの方が大きい
※「同じ位置に持ち上げるにも、重さが大きい方が重く、その分のエネルギーを必要とする。」と押さえても良い。
となる。
次に、
小球Aと小球Bが木片に当たる直前にもつ運動エネルギーの大きさの関係
では、
木片を長く動かす運動をしたのは、小球Aなので、答えは
小球Aの方が大きい
となる。
よって、選択肢はエが正解となる。
この問題もただ単に用語を暗記するのではなく、各実験から
どのようなことが起こっているのか
ということを用語として理解していかなければならない。
だからこそ、用語と実験結果をしっかり結び付けていくように学習していこう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?