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都立入試社会公民対策について記事を書く。

以下、平成28年都立入試問題。

問題文を読むと、

〔問4〕社会の変化に伴って生じる様々な課題に対応するために,我が国の財政支出は変化してきている。次のⅠのグラフは,1970年度から2010年度までの,我が国の社会保険料による収入額と社会保障給付費の推移を示したものである。 Ⅱのグラフは,1970年から2010年までの,我が国の年齢別人口構成の割合の推移を示したものである。ⅠとⅡの資料を活用し,我が国の社会保障の課題について,社会保険料による収入額と社会保障給付費の差に着目して,簡単に述べよ。

と書かれているので、資料ⅠとⅡを確認しよう。以下確認すると、

となるので、ポイントを整理すると

資料Ⅰ…社会保険料による収入額が横ばいに対して、社会保障給付費が年々上昇している。
資料Ⅱ65歳以上の人口の割合が年々増加している。

つまり、「高齢化が進むにつれて、社会保障給付費が年々増加するので財政を圧迫していく。」ということが分かる。

模範解答を確認していくと、

65歳以上の年齢別人口構成の割合の増加に伴って増える社会保障給付費は,社会保険料による収入額を上回り,その差は拡大している。

となる。今回の問題は、身近なことを取り上げたのとなるので、資料からもポイントが掴みやすかったと思う。

都立入試社会の記述問題では、

資料からポイントを掴み、それをつなぎ合わせていく

ということを意識して取り組んでいこう。

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