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令和3年度の都立入試社会からの今後の都立入試「社会」戦略

令和3年の都立入試社会からの今後の戦略について書いていく。

「大問1」は「三分野総合」

過去の問題からもこのような

「立体的に考える地形図、歴史の文化史」

などは多く出題されているので、傾向を踏まえて対策していれば得点できた。

「大問2」は「世界地理」

[問1]は「雨温図」の問題が出題されたが、「2択」まで絞った後に「細かい根拠」を判断ができなかったら落としてしまう問題だった。

[問2]「文章から地理的な位置関係」を確認し、それに合った選択肢を選び、[問3]「Ⅲの資料からⅠⅡの資料をしっかりと読み取る」ことができていれば得点できた。

このような

「文章から地理的な位置関係」

を意識する問題は近年は多くなっているので、「大問3」の日本地理含めてそういった解き方を身に付けられるようにしてほしい。

「大問3」は「日本地理」

[問1]は、選択する都道府県を「大問2」の世界地理同様に「地理的な位置関係」をしっかり選択し、[問2]は「起点となる府県の産業の様子」をヒントにしていくと得点できた。

[問3]の「記述問題」はⅠⅡⅢの「資料ポイント」をしっかり掴んでそれを繋げれば得点できた。

「大問4」は「歴史」

[問1]「歴史感覚」がしっかり身に付いていれば得点でき、[問2]は「資料を使う問題」もあるので「思考力」も必要になったのでやや難しかったかもしれない。

[問3]は都立入試で頻出である「大正時代」のポイントを押さえていれば得点できた。

[問4]は「大正時代から昭和時代」にかけての並び替えなど比較的時代の細かさが問われたものではなかったので「各時代のポイント」を押さえられれば得点できた。

「大問5」は「公民」

[問1から問3]まで「地方公共団体」についての問題。

[問1,2]は「選択問題」であり、ここは都立入試公民で大切な「用語理解」を意識して勉強できていれば取れた。

[問3]は「記述問題」であり「地方公共団体」の中でも「普段聞き慣れない用語」があったので少し難しく感じた子もいるかもしれない。「問題文のポイントを読み落とさず」資料ⅠⅡを正しく読み取れれば得点できた。しかし「大問3」の[問3]の記述に比べて難しかったかもしれない。

「大問6」は「国際社会」

[問1]は「世界史」の並び替えになっているので、世界史をしっかり勉強できた子は得点できた。

[問2]は「世界地理」で「各国の特徴」を選択肢文から掴み、またその文中の「地理的な位置関係」を理解できれば得点できた。

[問3]は「近代の経済」についてで、資料ⅠとⅡを照らし合わせ「Ⅱの文章」で書かれていることを読み取れれば得点できた。

まとめると

近年の都立社会はただ知識を覚えているだけではなく、

「様々な角度で立体的に社会を勉強していないとなかなか得点ができない」

ようになっている。

つまり社会の学習時は「教科書の用語」だけでなく、

「教科書資料、資料集、地図帳など」

を上手く活用して社会そのものを「平面ではなく立体的に見える力」が都立入試でも高得点が取れる秘訣になるので、そこを意識して学習してほしい。

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