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都立高校入試社会「公民資料読み取り」対策
都立入試社会対策について記事を書く。
以下、平成27年都立入試問題。
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問題文を読むと
〔問3〕次のⅠの表は,ある町の1965年から2010年までの総人口,0~14歳の人口,15~64歳の人口,65歳以上の人口を示したものである。Ⅱの文章は,2009年4月からこの町で施行された事業の一部を示したものである。ⅠとⅡの資料から読み取れる,この町がⅡの事業を施行した理由と目的について,簡単に述べよ。
と書かれているので、
Ⅰの資料から問題と課題
を抽出し、そこから
Ⅱの資料から目的と理由
を考えていこう。ではⅠの資料のポイントを確認し、以下ポイントをまとめると
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26552645/picture_pc_8362a3498f234e6ed13cf18a6e1aa378.png?width=800)
①総人口・0~14歳・15~64歳の人口が年々減少している。
②65歳以上の人口が年々増加している。
以上の2点がポイントとなる。
つまり少子高齢化が進んでいるので、その対策としてⅡの資料が出されていると考えよう。
では、Ⅱの資料を以下確認していくと、
Ⅱ
○奨励金の支給年度において,定住世帯構成員の一人以上が満45歳未満であれば,定住世帯に奨励金を支給する。奨励金の基本額は,定住世帯一世帯につき15万円とし,単身世帯の場合は5万円とする。
○中学生以下の子供がいる場合,基本額に,当該中学生以下の子供一人につき5万円を加算した額の奨励金を支給する。
○満65歳未満の人が,定住する目的で,町内の土地を取得し,町が定めた期限までに住宅を建築することを確約すれば,一世帯につき奨励金を30万円支給する。
と書かれているので、以上の太字の箇所へ注目していこう。つまりⅡの資料のポイントは
少子高齢化対策若年層への優遇処置
となる。以下今までのポイントをまとめると
資料Ⅰ…総人口の減少と少子高齢化が進行資料
Ⅱ…資料Ⅰに対する少子高齢化対策
となる。そこから資料Ⅰ・Ⅱのポイントを繋ぎながら記述していこう。では模範解答を以下確認すると
総人口の減少と少子高齢化の課題があるため,町外から若年層の定住者を増加させることを目的としている。
となる。このように記述問題を解く手順として
①各資料からポイントを掴む!
②各資料ポイントの因果関係を考える!
③各資料ポイントを上手く繋ぎあわせた記述をする!
の①~③の手順を意識していこう。記述問題に関しては知識ゼロでも解ける問題となるので、正しいトレーニングをしっかり積んで正答できるように準備していこう。
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