11月定期テストこそ都立受験生の「戦略的行動」が重要なわけとは?
11月の定期テストは都立受験生にとっては「実質最後の定期テスト」となる。
それは11月までの定期テスト結果で、3年生2学期の通知表が決定するから。
そのため「全力で向き合う生徒」が今までで1番多くなる。
最後だから、全受験生が取り組みやすいからこそ。
しかし、残り約3ヶ月の受験勉強においてしっかり「今後の戦略」を見据えてこの定期テストへ向かわなければならない。
それは定期テストも「1つの手段」であり、それを乗り越えたからと言ってもゴールへ向かっていなければ仕方ないから。
そこで都立受験生が辿る主な「受験戦略」について確認していこう。
主な受験戦略は「3つ」ある。
①都立受検(推薦,一般)
②私立単願(併願優遇)
③私立一般入試
だ。その受験の中で、どれを軸にしていくかで11月の定期テストを
どのくらいの割合
で取り組むべきかが変わってくる。以下1つ1つ説明していこう。
①都立受検(推薦,一般)
→都立入試を本命にしているのであれば、定期テスト勉強は「10割」の力を注いでいこう。「推薦入試」であれば、一般入試で合格する以上に内申点が取れなければけして合格は厳しい。そのため、最後の定期テストもけして気を緩めずに全力で取り組んでいこう。
②私立単願(併願優遇)
→都立入試以上に、内申点がものをいう。それは、内申点の結果でほとんど合格が決まってしまうから。そのため、定期テストが「受験」という意識で取り組んでほしい。私立が本命であれば、もし内申点が取れないと「私立一般入試」で戦わなければならなくなる。そうするとまた別の受験の攻め方をしていかなければならなくなるから。
③私立一般入試
→ほぼ私立一般入試が本命の場合が1番対策方法が難しい。それは定期テスト以上に「本番での得点」を重要視しなければならないから。都立と異なるのは「内申点」がほとんど見られないこと。本番での得点を取ることが何よりも最優先になる。そのため、定期テストと並行して取り組むことが1番理想。しかし、定期テストにしても私立一般入試にしても並行して取り組めるほど、容易なものではない。そこは「最終的な受験プラン」を考えて、11月定期テストをどのように取り組んでいくかを考えてほしい。
このように11月の定期テストは
どのような受験プランなのか
によって大きく戦略が異なってくる。
周りと同様に勉強するのではなく、受験戦略を立てて取り組んでいこう。
また受験戦略に関しても、本来は「9月あたり」にはほぼ方向性を確定しておきたい。
そうでないとバタバタしてしまい、勉強へ入念に取り組めないから。
その方向性をしっかり持っておくことで、
「もしこうなったら、こうしよう!」
と選択肢を事前に持っているので、慌てなくなる。
今後受験生になる子もぜひ意識してほしい。
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