令和3年度の都立入試理科からの今後の都立入試「理科」戦略
令和3年の都立入試数学から今後の戦略について書いていく。
「大問1」は物理(音,力),化学(イオン),生物(人体,遺伝),地学(地震)分野からの出題。
知識で解ける問題もあれば、
「計算や図」
にして解かなければならない問題があるので、
「知識で解くべき問題」
は確実に正答したい。
上位校を狙う子は「計算や図を書いて求める問題」も解けるようにしたい。
「大問2」は生物(動物),物理(速さ,浮力),地学(星座)分野からの出題。
大問2も「生物,地学分野」で確実に点数を確保したいたいところ。
それに対し「物理分野」は計算を必要とする問題だったので、そこで点数が積み重ねられるかが大事だ。
しかし「生物、地学分野」も
「丸暗記」
では対応できないので「用語を正しく理解できているか」が問われる。
「大問3」は地学(天気)分野からの出題。
問1は計算を要する問題ではあったが、それほど複雑でなかったので「天気の基本知識」を
「立体的」
に理解できたかどうかがポイント。
それぞれの「用語の繋がり」ができていなければ得点に差が出てきてしまう。
「大問4」は生物(植物)分野からの出題。
植物の「対照実験」が出題され、「普段からの実験や観察」ができていれば得点できる。問題文の
「各条件を押さえて整理していくこと」
が問われる。
ここの問題は問題文を
「論理的に整理して、実験を考察できるか」
がポイント。
「大問5」は化学分野。
「大問5以降」
で差が出た可能性が高い。
化学が苦手な子は、なかなか得点源にすることができなかったはず。
問3,問4は計算が入ってくるので「条件を整理し、計算できるか」がポイント。
「大問6」は物理(電流)分野。
電流電圧などの問題で、基本用語を「派生」させて「理解」ができているかどうかが問われる。
そのため「基本知識」だけでは解くことが難しかった。
基本を大切にしながら、応用問題までもトレーニングをできているかどうかがポイント。
以上、都立理科ポイントをまとめると、
①用語「暗記」ではなく用語「理解」を深めていく。
②高得点を取るためには「基本用語理解」を深め、「応用問題(実験や観察などの問題)」まで取り組む。
以上がポイント。
理科に関しても用語だけでなく、
「教科書資料,資料集,授業での「観察や実験」に積極的に取り組むこと」
が求められる。
「受験期」だけではなく、
「中学1年生」
からの理科授業を大切にしていくことが、入試で高得点を取るための秘訣になる。
「机上」だけではすべてを学ぶことができないからこそ、日々の授業を前向きに取り組んでいこう。
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