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都立高校入試の生物分野について解いていく。

生物分野は複雑な計算などはなく、しっかり知識を覚えておけば取れる問題が多いので、確実に点数を取れるようにしよう。

以下、平成29年の入試問題。

では具体的に問題を解いていくと、

問題文を読むと

「<レポート2>から子(幼生)はえらで呼吸を行い 成長すると肺と皮膚で呼吸するようになる動物とトウキョウサンショウウオの体温の特徴による分類を組み合わせたものとして適切なのは次の表のア~エのうちではどれか。」

と書いてある太字のところに注目しよう。

子供の時=えら呼吸、成長すると=肺呼吸

となるのは、

両生類

となる。

まずはそこをしっかり理解しておこう。

また両生類は

変温動物

となる。

よって選択肢を確認すると、

ア,イの選択肢は
ヤモリなどの全身がうろこで覆われている動物」
ウ,エの選択肢は
イモリなどの湿った皮膚をもつ動物」

と書かれているので

ヤモリとイモリはどちらが両生類か

を考えよう。

両生類なのは

イモリ

となるので、

選択肢はウ,エのどちらかとなる。

イモリは「水がいからモリ」
と押さえ、
そこから子供の時に水中で生活するから、両生類と覚えておこう。  

ちなみにヤモリも「まずがだからもり」
と押さえ、
そこから爬虫類と覚えておこう。

そしてあとは

「恒温動物」か「変温動物」なのか

が分かればよい。

両生類は

変温動物

となるので、答えはエとなる。

このように両生類の特徴をしっかり知っていれば容易に問題が解けてしまう。

ちなみにこのあたりを少し復習しておくと、

①進化の順は
魚類→両生類→爬虫類→鳥類→哺乳類
②両生類の例として

カエル,イモリ,サンショウオなど

となるのも覚えておこう。

また今回も本文から

「インターネットで調べたところ,子 (幼生)は図2のような姿をしていて,水中で生活し,体の外側にあるえらで呼吸を行うが,成長すると,えらがなくなって,肺と皮膚で呼吸するようになり,陸上で生活するようになることが分かった。」

と両生類のヒントが書かれているので、理科が苦手な子は特にこういったヒントをしっかり確認していくとよい。

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