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都立高校入試社会「公民経済史資料読み取り」対策
都立入試社会対策について記事を書く。
以下、平成27年都立入試問題。
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問題文を読むと
〔問2〕⑵貿易をはじめとする経済活動が促進されたり,とあるが,次のグラフは,1990年から2010年までの,我が国における輸出総額と円のドルに対する為替相場の推移を示したものである。グラフのAの時期に当てはまるのは,下のア~エのうちではどれか。
と書かれているので、グラフAの時期の資料を確認していこう。そうすると以下
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27701555/picture_pc_c73fed16c15b20faac9e3d5065888045.png?width=800)
となるので、その特徴を踏まえている選択肢を選んでいこう。そうすると正答の選択肢は
イ 世界貿易機関(WTO)の設立後,貿易自由化の流れが一層促進される中で,円安が進むと輸出が増加し,円高が進行すると輸出が減少するという傾向が明確に現れた。
の太字部分に注目すると、グラフAと一致するのでィが答えとなる。
ちなみに他の選択肢を確認すると
ア 株価や不動産価格の大幅な下落により国内景気が低迷するとともに,冷戦終結による世界経済の混乱が生じる中で,円高が進行したものの,輸出は一定の規模を保ち続けた。
⇒1990年~1995年
ウ 世界経済全体に景気の拡大傾向が見られる中で,アメリカ発の金融危機が発生し,国際貿易が停滞するとともに,円高が進行し,輸出も一時的に落ち込みを見せた。
⇒2005年~2010年
エ アジア地域の急速な経済発展を背景に,国内経済に明るい兆しが現れ始める中で,為替の変動にかかわらず輸出が継続的に増加するという状況が見られるようになった。
⇒2000年~2005年
の太字部分に注目していくと矢印の時期が解答となる。
今回の問題は近年の経済史となったが、教科書でもしっかり取り扱われている内容となる。
資料をしっかり読み取るだけでも正答できる問題ではあるが、近年の歴史に関しても都立入試では出題されるのでしっかり学習しておくようにしておこう。
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