見出し画像

都立入試理科「前線」対策について書いていく。

この前線についてもただ用語を丸暗記しているだけでなく、実際にそれを理解していなければ得点には結びつかない。

しっかり得点に結びつけられるよう理解しよう。

以下、平成29年の都立入試問題。

では、問題文を読むと

「〔問2〕図2から,前線A東京を通過したと考えられる時間帯と,前線Aの通過に伴う天気の変化を組み合わせたものとして適切なのは,次の表のア~エのうちではどれか。」  

と書かれているので、まず

前線A=寒冷前線

と押さえていこう。

そして、2つの前線の特徴を確認すると、

寒冷前線…寒気が暖気の下にもぐりこみ、積雲積乱雲が作り出し、強いにわか雨を降らせる。また通過後は天気が回復し、気温が下がる。

温暖前線…暖気が寒気の上にゆるやかに這い上がり、層状の雲(乱層雲・高層雲など)
を作り出し、長時間にわたっておだやかな雨が降らせる。また通過後は天気が回復し、気温が上がる。

という特徴を必ず押さえておこう。

その、寒冷前線の特徴から、

「通過後に天気が回復し、気温が下がった日付と時間」

を資料で確認すると以下のとおりになる。

よって最初の選択肢である

「前線Aが東京を通過したと考えられる時間帯」

の日付と時間帯は、

「1 0月2日の3時~6時」

となる。

そして次に、

「前線Aの通過に伴う天気の変化」

の選択肢だが、寒冷前線の

「強いにわか雨を降らせる。」

という特徴から、

「気温が急に下がり,雨が短い時間降った。」

が正解となる。

よっての選択肢が答えとなる。

このように資料から、それぞれの前線を理解できているかどうかが得点源に繋がってくる。

うる覚えではなく、しっかり説明できるように普段の学習から取り組んでいこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?