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都立入試理科「酸化銀熱分解」対策について記事を書く。

以外、平成29年都立入試問題。

では問題文を読むと、

「〔問2〕<結果 >の物質Dを加熱したあとの「白い物質」の性質と,物質Dを加熱したときの化学変化を表したモデルを組み合わせたものとして適切なのは,下の表のア~エのうちではどれか。ただし,○は白い物質をつくる原子1個を●は物質Dを加熱して発生した気体をつくる原子1個を表すものとする。

と書かれている。まず

物質Dは何か

ということを以下の〈結果2〉のそれぞれの物質の特徴から考えていこう。黄色のマーカーで塗られたところを参考にして考えていくと、

物質A=食塩 物質B=炭酸水素ナトリウム 物質C=砂糖 物質D=酸化銀 物質E=酸化銅

となる。

そして、選択肢にある

物質Dを加熱したあとの「白い物質」の性質

と書かれている「白い物質」というのは、

のことを表している。

そこから選択肢は、

固い物でこすると光沢が出て,電流が流れる。

水によく溶け
,水溶液にフェノールフタ レイン溶液を加えると濃い桃色になる。×

上の選択肢が答えとなる。

ちなみに銀だと分かっていなかったとしても、〈結果1〉から

物質E「水に溶けなかった」

と書かれているので、上の選択肢だと分かる。

このようにしっかり資料などを見ていこう。

そして次の選択肢の、

物質D(=酸化銀)を加熱したときの化学変化を表したモデル

を確認すると、酸化銀の化学反応式

2Ag2O→4Ag2O+O2

となるので、

〇●〇 〇●〇→〇〇〇〇+●● 
〇●〇→〇〇+● ×

上の選択肢がふさわしい。よって答えはとなる。

もし今回の酸化銀の化学反応式が分からなかったとしても、酸化銀にある

酸素

は、気体の物質なので、

酸素は必ず2つの原子が結びつく。

にならなければならない。※Co2,H2,N2など。

よって酸素原子が2つある「〇〇」が答えのアと解くこともできる。

このように、知識があまりなくても、解き方次第では解ける問題もある。

だからこそ、けして問題をみて諦めずに取り組んでいくことも大切だ。

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