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都立入試社会の公民「記述問題」について記事を書いていく。

都立入試社会の記述問題は共通して

知識ゼロ

でも正答することができる。

だからこそ、社会記述問題の攻略法をしっかり身につけていこう。

前回の記事はこちら。

では以下、平成29年の都立入試社会。

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では問題文を読むと、

Ⅱの表は,2005年と2011年における日本,中華人民共和国,大韓民国の世界競争力の,順位,英語力のアジア内順位,海外への留学者数を示したものである。 Ⅱの表から読み取れる,国がⅠで示した「グローバル人材育成戦略」を発表した理由について,簡単に述べよ。

と書かれているが、まずはいつもどおり

数字の大小や違い

を確認していこう。

では以下資料Ⅱの3つのポイントを確認すると、

①世界競争力の順位
(左2006年:右2011年)
日本19位⇒26位…下降
中国29位⇒19位…上昇
韓国27位⇒22位…上昇

②英語力のアジア内順位

(左2006年:右2011年)
日本28位⇒28位…変化なし
中国15位⇒14位…上昇
韓国20位⇒7位…上昇

③海外への留学者数(人)

(左2006年:右2011年)
日本64273人⇒35731人…下降
中国403527人⇒650632人…上昇
韓国100800人⇒127832人…上昇

となるので、それぞれ①~③のポイントを確認すると、

世界の競争力日本は下降し、中国,韓国は上昇している。
英語力内のアジア順位日本は変化していないが、中国,韓国は上昇している。
海外への留学者数日本は減少しているが、中国.韓国は上昇している。

ので、以上の理由から問題文に書かれているとおり、

「「グローバル人材育成戦略」を発表した理由」

につながっている。

だから記述として、

①~③を記述し、それが「「グローバル人材育成戦略」を発表した理由」と繋げればよい。

以下が模範解答になる。

①日本の世界競争力の順位 が下がる中③海外への留学者数を増やし②英語力のアジア内順位を上げている中華人民共和国と大韓民国は,日本と異なり,世界競争力の順位を上げているから。」

以上のように各資料のポイントを冷静に押さえていけば確実に正答することができる。

ぜひこういった記述問題に慣れ、確実に得点源にしていこう。

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