見出し画像

都立入試理科地学「天体」対策について書く。

以下、平成28年都立入試問題。

では問題文を読むと、

「〔問3〕 <結果1>と<結果2>から,金星と月に共通する見え方の特徴を 次のA~Dのうちから全て選んだものとして適切なのは,下のア~エのうちではどれか。」

と書かれている。まず選択肢を確認する前に、 <観察2>の<結果2>を以下確認しよう。

<結果2>
5月23日に記録した西の空と金星は,それぞれ図4,図5のようであった。また,7月22日に記録した西の空と金星は,それぞれ図6,図7のようであった。
また,<観察2>の⑶から,地球と金星と月がそれぞれ公転する面はほぼ一致していることや公転する軌道は円に近いこと,地球は太陽の周りを1年で1回公転するのに対して,金星は0.62年で1回公転するため,<観察1> ,<観察2>を行った年は,8月14日の数日後から,日の出前の東の空に金星が観察できるようになることが分かった。

と書かれている太字に注目していこう。

そこから、各選択肢を確認すると、

A 黄道付近に観察できる。
⇒問題文からも、「地球と金星と月がそれぞれ公転する面はほぼ一致している」と書かれているので正しい。

B 真夜中に観察することはできない。

⇒月は、地球の周りを公転するので、観察することはできるので正しくない。

C 1年後 ほぼ同じ位置に観察できる。 

⇒ 問題文からも、「地球は太陽の周りを1年で1回公転するのに対して,金星は0.62年で1回公転する。」と書かれており、同じ位置で観察できないので正しくない。

D 観察する時期によって満ち欠けをする。

⇒月も金星も満ち欠けするので正しい。

よって、答えはA,Dとなるので、となる。

このように、知識を知っておくことで解くことができるが、

問題文をしっかり読む。

ことで、ヒントが多く隠されていることも多い。

だからこそ、焦らずにしっかり問題文を読むようにしていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?