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都立入試国語の古文対策について記事を書いていく。

前回の記事はこちら。

都立入試の古文はとにかく

慣れ

が重要になってくる。

それは、都立入試のような

現古融合問題

はなかなか他県では見られなく、また

傾向がハッキリしている

からだ。

だから、しっかりその傾向に合わせていこう。

以下、平成31年の都立入試問題。

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では[問5]を解いていくと、まず問題文を見ると

「鷹狩はそう熱心にもしないで、もっぱら酒を飲んでは、和歌を詠むのに熱をいれていた。とあるが、Bの原文において「和歌を詠むのに熱をいれていた」という部分に相当する箇所はどこか。 次のうちから最も適切なものを選べ。」

と書かれているので、本文と原文を照らし合わせていこう。

そうすると、Bの原文である

「和歌を詠むのに熱をいれていた」

の周辺に書かれている文の

単語

に注目しよう。

その単語に似ている文を探すことによって選択肢が絞れてくる。

では実践していくと、まずBの原文と照らし合わせよう。

現代語訳
「鷹はそう熱心にもしないで、もっぱらんでは、和歌を詠むのに熱をいれていた。いま鷹をする交野の渚の家その院の桜がとりわけ趣がある。」

原文

りはねむごろにもせで、をのみみつつ、やまと歌にかかれりけり。いまする交野の渚の家その院の桜、ことにおもしろし。」

以上の太字になっている文が非常に似ているところから絞っていくと、

答えはイの「やまと歌にかかれりけり」となる。

このように

照らし合わせる力

が身につけば確実に得点源となっていく。

このような形式の問題が出題された読解力も古文知識も必要ないからこそ、しっかり得点にしていこう。

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