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2ヶ月で「都立入試過去問」1科目平均最大30点UPさせる「10」の学習法とは?

12月には中学校最後の三者面談があり、そこで内申点を発表される子も多い。

そこから都立高校を受検する子は「換算内申点」から第一志望校に向けての対策をしていく。

志望校へ向けて最後追い込みをする子がほとんどになるからこそ

「どのように学習することが1番得点力が高まるのか。」

と考えて取り組むことが周りのライバルとの差がよりついてくる。

全受験生が頑張っているからこそ、そこで大きく差がつけられるようにしていきたい。

そこで今回は、どのように取り組むことでより「効果的」な都立入試過去問対策ができるかということを伝えていく。

まず過去問演習で大事なことは

どのように解いて「合格目標点」に飛び込むのか

ということだ。

戦略的に過去問に取り組むようにしていこう。

「都立入試過去問」で大幅得点力UPのための「10ヶ条」は以下のとおり。

①第一志望校へ合格するために「合格目標点」を設定し、突破する!
⇒「合格目標点」とは、3年生の2学期の通知表から「換算内申点」を算出し、志望校の「総合得点」に対して、入試本番で取るべき目標点数のこと。過去問演習では「どこをどうすれば合格目標点をクリアできるか」という観点で考えることが大切になる。「ケアレスミス」などのもったいないミスが出てしまうと合格目標点に到達するには厳しくなってくるので見直しや解いた根拠など(途中式なども含め)をしっかり残しておこう。
②各科目で「ケアレスミス」をなくす。
⇒ケアレスミスは入試でも付き物。しかし、このケアレスミスがなければ合格する確率がグッと上がる。数学の「計算ミス」だけでなく、各科目の記号や漢字,用語ミスなどに気をつけながら、ムダな減点などが出ないように取り組もう。そのため「見直し」をすると良い。「見直しする時間があるのか?」という子も多いけれど、数学であれば「難問」を取り組む前に大問1の計算を見直しするべきだ。なぜなら配点が同じになるからこそ大問1で落としていては何も難問が解けてもプラスにならないから。見直しできる科目に関しては必ずやっていこう。
③記述問題は白紙にしない!
⇒全科目において、記述問題が出題される。記述が全て書けなくても「部分点」などももらえるので、諦めずに記述をしていくことが重要だ。また誤字,脱字があると「減点」の対象にもなるので、注意しよう。
④時間配分,解く順番を押さえておく!
⇒過去問演習は、傾向分析だけでなく合格目標点を取るための対策を目的とする。しかし目標点を取るための対策が分かっても「時間」への対策ができていなければ意味がない。そのため「時間厳守」で過去問演習を実施していくことが重要だ。そこで「どのような時間配分がいいのか」「解答する順番をどのようにすればより得点が上積みさせられるか」を考えていくことが重要になる。過去問対策を行うことで、最後の最後まで得点が伸びてくる。またケアレスミス同様できる問題を効率よく選択し解法することで合格目標点を突破していかなければならない。そこで時間配分を間違えたり、取り組む順序が悪くて時間不足に陥ることも「ケアレスミスの一種」だ。そうならないよう過去問演習はただ漠然と取り組むのではなく、ポイントを意識して取り組んでいこう。
また最初はなかなか時間が足りない状況に陥る。しかし時間が終了してからも解き進めよう。採点する際は「時間内」で解いた問題のみを採点し、「時間外」で解いた問題は「参考」として別に採点してみよう。そうすることによって「時間が足りていればこのくらい解けるのだな!」と理解ができるから。
⑤採点して得点を出し「合格目標点との差」を出し記録する!
⇒もし「合格目標点」が合計で300点だとしたら5科目で割ると「1科目60点」となる。まずはその得点へ到達できるように取り組もう。そこで実際「50点」を取ったのであれば残りの「10点」を取るための戦略を考えていく。逆に60点を超えたのではあれば最終的にその科目で目標とする得点への戦略を考えていくようにしよう。例えば「80点目標!」であれば「残り20点」を取るための戦略を考えていこう。
⑥「過去問正答率表」から⑤の「戦略」を考える!
⇒例えば「残り10点」を取るためにどうするべきか?というのは「過去問正答率表」から考えていくと良い。「正答率が高い問題」を取りこぼしているのであれば「優先的に高い問題」を取れるようにしていこう。正答率が高いということは他の受検生が得点できているからこそ、取れるはずだから。そのように戦略を立てていこう。
⑦「解き直しノート」を作成し、解き直しする!
⇒間違えた問題の中で⑥で確認した「合格するために取るべき問題」をノートへ解き直ししていこう。逆に正答率も低く、入試で合格するために優先すべきではない問題はけして解き直しをしなくても良い。そこはあくまでも「合格するための解き直し」という位置づけで取り組んでいこう。
⑧不足している知識は「教科書,参考書,資料集,YouTube」などで確認する!
⇒ただ過去問を解いていても知識の「インプット」ができていなければけして得点力はUPしない。不足している知識を確認し、絶えず補強するようにしていこう。
⑨過去問を解く前に「何を意識して解くか」を頭の中で整理してから解く!
⇒過去問を解く前に一度「一呼吸」おいてから何を意識して解くのかを整理してから解き始めよう。「意識するかしないか」で結果も大きく変わってくる。焦らずに落ち着いてから解き始めるようにしよう。
⑩都立入試過去問は「3回」は繰り返す!
⇒市販の都立入試過去問は「約6〜7年分」収録されている。それを3回くらい繰り返すことで「解き方の定着」「入試頻出パターン知識」などを理解することができる。それにより「時間配分」なども上手く身につけることができるから。繰り返し取り組んで「前回実施した時の得点」よりも高い得点が出せるように取り組んでいこう。

以上のように「過去問をただ解く。」のではなく細かく取り組みながら「やり切る。」ことに大きな意味が出てくる。

それだけでも過去問演習を始める前と比較して各科目で「20点〜30点」近くの得点上昇が起きてくるはず。

「なかなか点数が伸びない…。」

と悩むこともあるかもしれないが、だんだんコツが掴めてきて得点力が高まるのでけして諦めずに取り組んでいこう。

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