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Arduboyを自作しよう

Arduboy - Arduino環境で開発できる携帯ゲーム機…

Arduboy FX Special Edition — Arduboy

2024年6月17日のレートでだいたい15000円

高い!!!

しかし、このArduboyはArduinoと同じく回路図が公開されています。
アリエクスプレスなんかで部品をそろえれば安価に作れます。
てなわけで作っちゃいましょう!

材料

メインとなるマイコンはAtmel(Microchip)Atmega32U-4搭載のArduinoProMicroを使用します。
Arduino Leonardでもいいですが、でかいので今回はこちらを使います。

もちろんアリエクのパチモン。700円だった。

続いて液晶。SSD1306のOLEDを使います。
ここで注意点ですが、必ず7ピンのSPIタイプのOLEDをつかいましょう。
よく使われている4ピンのI2Cタイプではだめです。
色は何でもいいですが、黄色+青色はお勧めしません。

青色を使ったので「藍光」となっているが色は何でもよい。300円だった。

ユニバーサル基板は70mmx50mmぐらいのものを使いました。
この辺はお好みでお願いします。

電子工作ステーションで買った余りを使った。


あとはタクトスイッチが6ついりますが、Arduinoに興味を持った方なら家にあると思います。

合計で1500円ぐらいになりました。
フラッシュカートが載ってないとはいえ、1/10の値段で作ることができます。

※Arduboyのフラッシュカートとはたくさんのゲームを入れることができるModチップのことで、最新のFXシリーズに搭載されています。
これがなくてもほとんどのゲームが遊べます。

https://community.arduboy.com/t/flash-cart/6647

回路

回路は図の通りです。

電源はUSBから。

スピーカーはつけていません。つけたい方はD5番ピンとGNDの間に圧電スピーカーをつけてください。あと、フルカラーLEDも個人的に必要ないと思ったのでつけていません。

CSピンに必要なD12番ピンがArduinoProMicroには引き出されていません。
Arduboyを自作している方は何人かいましたが、どの方もCSのピンをプログラムをいじって変更していました。
しかし、CSはチップセレクトだけのピンなのでGNDに接続していれば問題ありません。(たぶん)
わざわざプログラムをいじる手間もなくなります。

作例

表面。バッテリー駆動用のスイッチを付けた。
裏面。汚い。バッテリー接続用のピンヘッダをつけてある。

ゲームの書き込み

ここではゲームの遊び方しか紹介しません。
自作したい方は自分で調べてください。

まずは転送用アプリケーションをダウンロードしてください。
Releases · eried/ArduboyUploader (github.com)

インストールが終わったらゲームを探しに行きます。
Arduboyのコミュニティには多くのゲームがアップロードされています。

好きなゲームを見つけたら、左下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

https://community.arduboy.com/


Arduino Pro MicroとPCを接続して、ダウンロードしたファイルを開けば自動で転送してくれます。

自作のゲームを転送した。

これで自作Arduboyが完成しました!

本家との比較。


ゲームは何回でも入れ替えることができます。
コミュニティには面白いゲームがたくさん上がっているのでたくさん遊んでみてください。
もっと興味を持ったならゲームの自作にもチャレンジしてみてください。

この記事でわからないことや、質問があればわかる範囲で答えます。

リンク集

Arduboy公式サイト:

Arduboyコミュニティ:
https://community.arduboy.com/

今回使った自作のゲーム:
https://community.arduboy.com/t/sodalite-roguelike-style-action/11356


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