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「ドラえもん のび太と日本誕生」

 幼稚園の頃、ドラえもんが好きだった。よく、ドラえもんの映画を観ていた。「ドラえもん のび太と日本誕生」はそうして良く観た映画のひとつで、映画のなかで「土偶(つちだま)」が出てきたのをよく覚えている。ギガゾンビという敵の配下にいて、空を飛んだり、壊れても元に戻ったりする土偶だ。それも有名な「遮光器土偶」と呼ばれるもので、この映画を観たのがきっかけなのか、そうでないのかはよく覚えていないけれど、幼稚園の頃は、土偶にとても興味があって、土偶の写真をよく眺めていた。たぶんデザインが面白いから気になってたんだと思う。
 土偶は、ただの飾りや人形ではなく、縄文時代の人間がまじないに使っていたということで、顔を怪我したら土偶の顔を壊すし、手を怪我したら土偶の手を壊すことで、治癒を祈っていたのだという。
 そのため、土偶は不完全な状態で見つかることが多い。そういうまじないに使うものだから、「ドラえもん」の映画でも、ある種のまじないのひとつとしての表現の仕方がされたのだろうと思う。
 私は幼稚園の頃に、それまでのドラえもんの映画はすべて観ていたはずだ。
 まず、ドラえもんの登場人物が非常に個性派ぞろいで……笑
 しずかちゃんはともかくとして、のび太と、スネ夫と、ジャイアンは相当の個性派で……(だと思いませんか?💦😊)
 でも人物造形を見ると、すべての人物が重ならずに、ちゃんと差別化できてるんだよなあ。そこがすごいところ。
 私が好きなのは、まだ原作者の藤子・F・不二雄が生きていたころのドラえもんで、ここ15年間くらいのドラえもんはまったく観ていないのだけど(ということは、かなり観ていないですね💦)「ドラえもん のび太と魔界大冒険」「ドラえもん のび太と鉄人兵団」あたりが好きだったかなあ。
 そんな好きな映画のひとつが「ドラえもん のび太と日本誕生」で、この映画はエンディング曲も良くて、西田敏行が歌う「時の旅人」という曲が、印象に残っている。
 これからも末永く続く作品であって欲しいと同時に、時代に迎合するところと、時代が流れても変わらないで守り続けるところを、併せ持った作品でありつづけて欲しいなと思います。
 そして、ドラえもんの作者には尊敬の念が禁じ得ません。作品に接してこんなに心が動かされたり、安らいだりすることは、なかなかないです。
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(急に、この「NOTE」のフォロワーさんが増えたので、いちおうこのアカウントの説明をしておきます。このアカウントは、「X」の「note専用 望月遊馬」との連動アカウントです。それとは別に「X」には「望月遊馬」アカウントもありますが、そちらは表現に個性が出たり、仕事上の関係者やお世話になった人のつぶやきに、ものすっごい時々リプライやいいねなどの反応をしたりするなどの動きがあります。深い意味はありません。不定期に更新していて、それが弱点ではあるかもしれません。だから、それに対してこちらは1日に1回更新するだけという、ごくシンプルなスタイルによって作られています。よろしくお願いいたします😊💦)

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