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シンギングボウルと旅先のホテルのリンスインシャンプーの共通点

先日、友人と鎌倉散策をしていたらあるお店に吸い込まれた。

漂うサットヴァでエキゾチックな空気に酔いしれながら店内を見回すと、窓辺に綺麗に陳列されたシンギングボウル達に目が止まる。
見た目が一番気になった大きめのシンギングボウルを店員の方に鳴らしてもらう。
ゴーーーンと一瞬で異世界に迷い込んだような音色が鳴り響き、ボウルの淵をスティックでスリスリと周回するパフォーマンスもいただき(後に倍音と知る)、余韻に浸りながら「これは36000円ですね」と値段発表のち、チャクラのお話なんかを聞く。今鳴らした個体はクラウンチャクラ(=サハスラーラチャクラ)という第7チャクラに効く周波数らしい。

チャクラとは↑


元々シンギングボウルに興味はあったがこの日は全く買うつもりがなかったことと、この店に来る前に散財した後だったこともありチャクラの話は話半分で聞いて、店をあとにした。
そのあとまた少し散策を続けたのだが、店を出てからすぐフワフワとした感覚になっていてそれが10分くらい持続していた。
聞くと友人も同じらしかったので二人で驚いたが、帰る頃にはフワフワも収まり、その日はそのまま家に帰り寝た。



次の日朝5時頃に目が覚め、これはやばい来たぞ、と思った。
久々に「アレを買わないと死ぬ」病に侵されてしまった!
この体感はレベルでいうとMAXレベルだったので、買うかどうか迷っている時間対効果を考えるともう今すぐ買ってしまえ!ということで購入に踏み切った。(在庫無くなっちゃうかもしれないし。一点物ぽかったし。)



という経緯で我が家にたどり着いたシンギングボウル。(トップ画像)

さっそく鳴らしてみる。

「ゴーーーーーン」

そうそうこの音この音、また会えたね♩と浮かれていたのも束の間、ある異変に気づく。スリスリ(倍音)が鳴らないのである。
厳密にいえばスティックの木の部分で擦れば鳴るのだが、入りの部分で「キーー」という金切り臭い音が絶対に鳴ってしまいどうも癒されない。それにわたしの記憶だとお店のおねえさんは赤いスエードの部分で軽やかに奏でていたはず。
おかしい。と思い調べてみると、木の部分で鳴らすのは容易だがスエードの部分で鳴らすのは少し訓練が必要らしい。
そうか、ならば練習あるのみ、とそこまではよかった。

そして数分後、最大の異変に気づく。

フワフワしない‥っ!

フワフワするために買ったのに!フワフワできないなら買わなかったのに!と一瞬取り乱したが、もう愛着も出てきていて何より見た目も音色も気に入っていたので「まあいいか、でもいつかフワフワできたらいいな」という感情まで持っていくことができた。



後日、TVerで「おい、ハンサム!!2」を観ていると
なんとも言えない既視感に襲われた。
木南晴夏演じる伊藤家の長女、由香が出張先の山形のホテルのリンスインシャンプーの髪感触に感動し爆買いして東京の自宅で使ってみると、ドライヤーの後の髪はゴワゴワで全然使い心地が違うのだった。
そしてある結論に辿り着く。
「水」が良かったのだと‥

‥お分かりいただけただろうか。
つまりわたしがフワフワできたのは

シンギングボウル(リンスインシャンプー)
+あの鎌倉のスピリチュアルなお店(山形)
+奏でたおねえさん(水)
=フワフワ

↑こういう事なのでは?

なんだか無性に大森(おいハンサムの重要人物↓)とラーメン食べながら語らいたくなった日曜日の朝でした。


「水になれよっ」









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