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遠出の買い物ドライブ

片道1時間半も掛けて、気晴らしに前橋の「食の駅 前橋店」に行った。「道の駅ふじみ」と共に、野菜類は新鮮で味が美味い。しかも安い。「道の駅ふじみ」の時には、隣の「富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館」に寄ってる。

パルシステムでどの様な野菜セットが届くのか、見て何を作るのか、そのドキドキ感も面白いが、やはり葉物野菜は群馬に限る。いつもなら、大きな白菜1個150円とか、キャベツ150円とかを買うのだが、大きすぎて使い切れない。まだ冷蔵庫に残っているので、とりあえず冒頭画像の2300円分を買ってきた。主に晩酌用だ。


道の駅とか農産物直販所を見るたびに、秘湯の湯があって、農産物直販所があって、図書館のある土地に越したくなる。群馬県内でいえば、中之条が好きだ。県内としてみれば少し出遅れてる感もするが、首相の出たところだけあり、図書館も民俗資料館も充実して、その土地の歴史もシッカリとしてる。「ミュゼ」などは最も好きなところでもある。この方面に行くときは、必ず寄ってる。毎回特別展を行い、収蔵物も多いようで、いつも時間を掛けて楽しめる。

本当に静かに暮らすには、わたらせ渓谷鉄道花輪駅周辺だろうか。何も無いのに、不思議な静けさと落ち着きを感じる。

花輪駅
花輪駅
今泉嘉一郎生家
銅街道宿泊の蔵
善雄寺
善雄寺参道にわたらせ渓谷鉄道
善雄寺
わたらせ渓谷鉄道

花輪の町は小さくて狭く、駅から善雄寺までの散歩が最初の出逢いだった。狭い町でも、家々の間や狭い畑から渡良瀬川の渓谷まで、ノンビリと歩くと、自然の素晴らしさを感じる。みどり市花輪には何も無いが、ただ自然だけは豊かで初めての人も受け入れてくれる。


四万温泉も住みたいところだが、数日間宿泊すると、自分が余所者だと感じてしまう。

積善館
御夢想の湯


温泉が良くて、近くに幾つもの共同浴場があり、一人静かに物思いに耽るには、沢渡温泉が良い。

沢渡温泉共同浴場
晩釣せせらぎ公園
沢渡神社
尻焼温泉



などと、ボーッと昔の写真をながめてると、やはり故郷の栃木県に戻りたくなる。足利市、生まれ故郷は良い。親戚の多いのが、唯一の難点だが。

歳を取ると帰巣本能が働くのだろうか、時々ジイの眠る墓所を訪ねたり、幼い頃に庫裡を訪ねて、住職から仏教を教えてもらった菩提寺に行く様になる。その住職は現在の先々代になる。村人の、誰にも優しかった住職は京都の本山に戻り出世したとか。その後は・・・どうも、更にその後は・・・、如何にも現代の住職になってしまった。本堂に入ることさえ出来ない。


値段も付かないような、ただ古いだけの石仏でも、外国の窃盗団に盗まれるそうだ。かつては仏教が伝来して、今はその跡形も無くなった国では、日本に残る石仏を集めていると聞く。それを自国の石仏として展示すると聞いた。寺も神社も、何百年も地元の人達の信仰を集め、祈りと想いのこもった物を安易に盗み出すとは、本当の神仏や自然に対する敬う気持ちが無いから、人々の思いを集める事も無く、多くの史跡が消えてしまうのだろう。板東三十三ヵ所札所巡りも、多くの寺で本堂は閉めたままで本尊の姿は見ることが出来ない。

仏教寺院は窃盗団が恐くて、かつての信仰の根本道場として境内には誰でも受け入れるという気風が消えてしまい、自由に本堂の外陣で参拝することも出来なくなった。住職も居ないような廃寺と、村人が管理してる小さな神社と、自然湧出の温泉があり、いつでも入れる共同湯のあるところは少なくなった。そういう所に住むのが夢なのだが。

動けなくなったらどうしよう。などと考えるのは止めて、晴れてきたので散歩をして、冷蔵庫に一杯になった野菜を料理しよう。玄関の前では、遅い、遅いぞ、などとスズメ達も叫んでる。

そろそろ暖かくなり、どこかに行きたいとムズムズしてきてる。今月末には、栃木か長野に行こうかな。


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