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むく

人に触れる事で穢れるかのよう

違う

磨かれる
胡桃油で磨くよう

自分の力で
人の力で
この手で
その手で

ささくれを作っても
擦り傷を作っても
血をにじませても

光を受けて滑る
その瞳の表の様に

何度も

下瞼と瞳の境


そこに光の線が走る

洗い潤むその仕草

綺麗だと思った

無垢を私に教えるよう

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