情報を絞って、消化不良の脳を筋肉質に。

最近、「ぼんやり」が脳を整理する という本を読んだ。
著者は作業療法士の方で、リハビリなどを手伝っている現場の目線と科学的に証明された(論文読んでいないから詳細はわからないけど)情報をもとに書かれていた。

その中で「脳を内臓の一部と考えると、現代人は情報の食べ過ぎ」といった表現があり、なるほど、と思った。

最近では、タイパ(コスパのコストを時間=タイムに置き換えた言葉らしい)を優先して2倍速で再生するZ世代も話題になったりと、情報を10秒チャージ・2時間キープする輩が増えており、わたし自身もそのひとりだ。

改めて、自分は、「情報肥満」なのか。
自身のメディア閲覧を書き下してみるとこんな感じ。

◾️よくみる、定期的にみる
WBS ワールドビジネスサテライト
ガイアの夜明け
カンブリア宮殿
マネーのまなび
日経新聞(電子版なので地方紙も全部)
日経MJ
Facebook
Twitter
Instagram 
Amazon audible (読むのではなく、聞く方だけど)
ニュースウォッチ7/9

◾️たまにみる
楽天Books
安住紳一郎の日曜天国
東洋経済オンライン

◾️ここ1年くらいで見ていたが止めた
日経モーニングプラスFT
Newsモーニングサテライト
都会を出て暮らそうよ Beyond Tokyo

多い。メールはスクロールしない程度に短く、スピーチと〇〇ートは短い方がいいというけど、もう画面からはみ出ちゃったじゃん。

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前職では、トレンドを把握する必要があり意識的に情報収集していた。
また車での移動中、動画をラジオ感覚で聴くということが多かった。

だけど、最近ではその情報に追われて処理するような印象を抱いてきた

そこで、まずはFacebookをとりあえずアプリから削除して、簡単にアクセスできないようにした。アウトプットしないで、友人らの華やかな近況報告をチェックする(同世代から、海外院卒を経て要職に就く例が出てきた。それはそれでうれしい)ことが多いので、その頻度を減らす狙いだ。

一方で最近追加したAmazon audibleは割とヒントになる情報があるのだが、ちょっとした欠点がある。メモれないしレビューができないということだ。つまり、聞き流しの言葉通り、インプットだけの時間になってしまう。

これだけ情報肥満と言っているなら、あえて聞かずともよいのか。
とはいえ、社会人を10年やってきて、通勤途中は読書をしたがるタイプだったから、手持ち無沙汰にもなるのに耐えられない。というか慣れていない。

ここはもう少し様子を見てから決めようと思う。ちなみに習慣にするには3ヶ月と言われている。著書によると3.5日で脳が新しいことをやりたくなるらしく、そこが3日坊主との分かれ目らしい。さらに臨床的には2週間でなんらかの変化が現れてくるとのこと。

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著書曰く、作業的にアイデアを出そうと思っても出るものではない。
脳が自然にアイデアが出させるモード(デフォルトモード)になってもらうよう、ボーッとする時間を意識的に作る必要があるとのこと。

思えば、子どもの頃は、登校時間に1をひたすら7で割って、「0.14285714....」みたいなことをやったりしていた。心ここにあらずだけど頭が働かせている的な時間が結果的に多かった。

最近では朝のシャワーを浴びながら、1日の業務を考えたり、新しいやり方を考えたりする時間に結果的になっている。
これを「タイパ」の観点から、iPadを持ってきて無理やり時間を捻出するのも逆効果であることが、この文章を書きながら思えてきた。

もうそろそろ、ガイアかカンブリア宮殿、どっちかにしようかな。
楽しいんだけど、「見なくちゃ」になっていては本末転倒だし。

そもそも、タイパってなんやねん。
若者だったらタコパで十分じゃ。

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