紙上の動き 2022-12/5
大乙嫁語り展に行ってきた。スペースが狭かったのもあるだろうが平日昼間にしては人が多かった。
私はほんの一部しか読めていないのだが、それでも作品の圧倒的クオリティは分かる。
森薫先生の作画は本当に筆舌に尽くしがたい美しさで、そもそもアナログ作画であることにも驚きだが、ゼロ距離で見ても全く印刷ページに見劣りしないほど生原稿が綺麗で感動する。修正の跡がほとんど見られず、ペン入れに迷いが無いんだろうなと思ったらこのレベルに到達するまでどれだけ描いてきたんだろうかと底知れない絵への情熱を感じた。
カラーは勿論、モノクロ原稿でも”色彩”も”動き”も見える乙嫁語りの原稿はもはや漫画ではなく映画のように思えた。
紙の上で動き生きる彼女に心から感謝を。
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