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タイ人は会話中に相槌を打つ頻度が日本人に比べると少ない気がするのは私だけ?

タイ人の会話における相槌の頻度が日本人より少ないと感じる背景には、文化的な違いが関係しているようです。

日本人の相槌文化

日本では、相槌(「うん」「はい」「そうですね」など)は、話をしっかり聞いていることを示す重要な非言語コミュニケーション手段とされています。これにより、話し手は相手が話に興味を持っていると感じ、円滑なコミュニケーションが促進されます。特に、日本では沈黙が気まずいとされる場合が多いため、相槌は間を埋める役割も果たしています。

タイ人の相槌文化

一方、タイでは会話中に頻繁に相槌を打つことが必須とされるわけではありません。タイのコミュニケーション文化では、相手の話を注意深く聞いているという態度は表情や仕草、適切なタイミングでの簡単な反応(微笑みや頷きなど)で示されることが多いです。タイの社会では、静かに聞くことが敬意の表れとされる場合もあります。

背景となる文化の違い

  • 高コンテクスト文化: タイは日本と同様に高コンテクスト文化ですが、タイでは「場の空気」を読み、控えめに行動する傾向が強いです。これにより、あまり口を挟まず、必要最低限の反応をするだけで十分とされています。

  • 和を重んじる日本: 日本では、相手に対する共感を示すことが「和」を保つための重要な手段であり、相槌はその一環として位置づけられています。

こちらのイラストでは、日本人とタイ人が会話中に相槌を打つ場面を描いています。 左側(日本人): 頻繁に相槌を打ちながら会話をしています。「うんうん」「そうですね」などの言葉を使い、首を上下に振るジェスチャーで相手に「話を聞いていますよ」とアピールしています。 右側(タイ人): 落ち着いた微笑みを浮かべ、時々頷きながら相手の話を注意深く聞いています。日本人ほど頻繁な相槌は見られませんが、態度や表情でしっかりとした関心を示しています。

実感する違い

日本人の立場からすると、タイ人の反応が少ない場合、話を聞いていないように感じることがあります。しかし、タイではこれが必ずしも無関心を意味するわけではなく、むしろ話を妨げないよう配慮している可能性があります。

これらの違いを理解することで、より良いコミュニケーションを築けるでしょう。

タイの会議などでは、相槌が少なくても相手がしっかり聞いていないという感じてしまう日本人が多いのもうなずけますね。
しかし、聞いていても分かっているとは限らない場合が多いと思いようですが。(苦笑)

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