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2019年の反省

 あけましておめでとうございます。
 2022年になりましたね。

 突然ですが、モーニング娘。′19の「コンサートツアー春 BEST WISHES!~FINAL」はご覧になりましたか?これがびっくりするくらい良かった!感動した!となった晦日でした。今頃ですか?今頃ですいません。

 2019年か…と過去を振り返る年末になるとは思ってませんでした。しかし、2019年は確かに境目ではあります。お客さんが叫んだり飛んだりしてるコンサートが普通だったあの頃。大げさでなく眩しくて、遥か昔の光景のようです。2020年からはそう…あれですよね。
 2020年の春、大好きだったハロプロにも興味がなくなってコロナで暇を持て余してた頃、なんとなくBEYOOOOONDSを聴いて島倉りか様に夢中になっていく、そんな意味でも大きな節目。

 だから、僕は2019年以前のりか様を知らない。 

 去年の11月頃、突然我が家のテレビが壊れました。10年くらい使っていたので寿命だったのかもしれません。自分自身は別にテレビがなけりゃないでいいかと思うんですが子供たちや家族はそうもいきません。新しいテレビを購入しました。10年も経てば家電は進化します。

 「特典で半年間U-NEXTが無料です!!」と店員さん。

 なんのことやら分かりません。色んな番組が見れるみたいです。子供たちが好きなアニメを見たり、妻がドラマを見たりと楽しく利用することになりました。
 こりゃ自分には関係ないなと思ってたら妻が「パパの好きなハロプロのチャンネルがあるよ」と教えてくれました。
 それでもまだ理解できないくらい疎かったんですが、どうやら過去のDVDで発売した作品やMVが見れるみたいなんです。えー、そんなものがあるのと半信半疑、いやでも確かにある、ありますね。それも結構ある。DVDで自分で買ったものもあるけど、ちょっとどうしようかなと迷ってたのが結構ある。これはいいかもしれない。

 しかし、現状はチャンネル権のない自分はなかなか見る時間もなく、やっと年末に家族が帰省してる隙にじっくり向き合うことになりました。

 最初に観たのは「研修生発表会2018年6月~にじ~」
 2018年5月の実力診断テストで賞を取り、ソロを歌う島倉りか様が収録されてると後から知って、これは買わないとと思ってたやつです。
 当日、新グループへの昇格も決まったということで、とにかくりか様の希望に満ち溢れた様子がこれでもかと収められていました。改めてちゃんと買わないといけない作品だと認識しました。
 昔からのりか様ファンはこの日、熱い涙を流しながら見ていたんでしょうね。当時を知らない、遅れてきたファンの僕が見ても泣きそうです。この時代からりか様を追いかけていたかった、と後悔で胸が苦しくなります。研修生から一番離れていた時期なんでしかたないですが。

 でも、同じような体験は過去に経験済です。船木結さんのことは研修生の頃から応援していました。そして、カントリー・ガールズのメンバーへ昇格が決まった後の、最後の研修生発表会を僕は見に行ってます。どんなに嬉しかったことか。ずっとずっと結ちゃんを応援していかなきゃと心に誓いました。例え、どんなことがあったとしても。例え…。

 続いて観たのがアンジュルムの出演した舞台「アタックNo.1」

 2018年の冬に上演されたもの。これも観たいなあと思いながらも、ちょっとタイトルで迷って手が出なかった作品なのでありがたい。
 アンジュルム、というか船木結ちゃんの出てるものなら全部という意識はありましたけど、「あのアタックNo.1でしょ??」とおじさんなんで思ってしまいます。笑えるだけならいいけど不安の方が多くなりますよ。
 結果、アンジュルムだから許せる、思った以上にひどいことはなかったという感想です。愛すべきメンバーの演技は、多少の贔屓目抜きにしても良かったです。やっぱり、オイオイと突っ込みたくなるとこも多かったですが。
 カントリー・ガールズのメンバーが減り、作品の発売も減り、ライブがあっても東京のイベントが中心でした。その代わりに、というと語弊はありますが船木結ちゃんを見る為にはアンジュルムのライブに行くしかなかったのです。
 そんな時に限って広島でなくて、京都や滋賀、大阪や福岡に見に行ってました。和田彩花さん中心の、この舞台の頃のアンジュルムをたくさん見てきました。DVDマガジンで見る裏側も含めて、凄く愛着のあるメンバーたち。今のアンジュルム(松本わかなちゃん!)もかっこいいし好きだけど、この時代のアンジュルムをたくさん経験できたのは今となっては貴重なことだったのかもしれません。

 そんな鑑賞と共に見ていたら突然の島倉りか様が!?一岡さん江口さん西田さんとCHICA#TETSUのメンバーも出演していました。そういえばそんな話を聞いたような聞かなかったような。
 また僕の知らなかった頃のりか様が現れました。過去と現在がぐるぐると回転しながらすれ違ったり繋がったり。もうすぐ2021年も終わる年の瀬に。

 ちょっと気分を変えよう。

 次はJuice=Juiceの2019年6月武道館のライブ。宮崎由加さんの卒業ライブです。
 たった二年前、それなのにとても昔の光景に見えてしまう。会場を隙間なく埋め尽くすお客さんと歓声、ジャンプしたり激しく踊る人。もちろんマスクを付けてる人もいない。それが2019年までの普通の出来事。
 こんなに世界が変わってしまうとは思ってもいませんでした。

 ハロプロの世界も2019年頃から大きく変わっていったような気がします。ずっと流れに身を任せているとあまり感じませんが、こうやって振り返ってみるとよく分かります。
 Juiceにはもう佳林ちゃんも高木さんもいないし、金澤さんすら卒業した現在です。この日加入発表があった工藤松永がもう先輩になっています。
 古い話ばかりするのはどうかと思いますが、初期の6人から5人の頃にJuiceに夢中だった自分はもう別グループのように見えます。
 そんなこと言いながら新しく加入した江端妃咲ちゃんに夢中でまた出戻ってきてるんですから懲りてないですけど。

 そんなことからカギは2019年だなと思い、モーニング娘。の春のツアーなどを改めて見てみようと思ったわけです。
 モーニング娘。を熱心に見ていたのは2012から2015くらいまでで、2019は正直新曲もちゃんとチェックしていない頃。広島に来れば欠かさず行っていたツアーも行ってなかった。二言目には、ちょっと最近のはね…と聴いてもいないのに分かった風なことを言ってみたりとか。

 猛烈に反省しました。

 2019年のモーニング娘。は凄かった。ライブ映像を見てこんなにゾクゾクするのも久しぶりでした。いや、もう熱量が凄い。ハードコア。新旧織り交ぜたベスト的構成なのに懐古的な雰囲気は皆無。メンバーそれぞれが魅力に溢れて、誰からも目が離せない。あれ、この子はこんなに凄かったっけ?と間抜けな感想を漏らしてしまうくらい。

 いやー、なんでこの時期に見に行かなかったんでしょうね。

 と呆けているとそこに突然のBEYOOOOONDSが!?

 どうやら、チャレンジアクトということで幕間に1曲披露するみたいなんです。そんなこともあったかもねー。というくらいに当時はモーニング娘。にもBEYOOOOONDSにも興味がなかった。更に後悔。
 2019年のBEYOOOOONDSはメジャーデビューし、1stアルバム発売から年末のワンマンと波に乗りまくっていた頃です。チャレンジアクトとしてメインを喰ってやろうという気迫に満ちていました。
 自分たちの曲でなく「青春コレクション」のカバー。好きな曲です。
 BEYOOOOONDSの知らなかった時代をまた見ることができて、とても有意義な時間でした。

 2019年、BEYOOOOONDSが盛り上がっていたから敢えて近寄らなかったひねくれ者ですけど、この頃からファンだったらどうだったかなーと想像するのは楽しいです。

 でも、2019年夏、実は少しBEYOOOOONDSに興味を持ちかけていたのを過去の自分のつぶやきから思い出しました。

 2019年の夏のハロコンはチケットを取ってませんでした。仕事と重なりそうだったので。しかし、一週間前くらいになり急に予定が変わりました。これはもしかしたら行けるかもしれないと慌ててチケットを入手。
 そのタイミングで大好きな船木結さんが喉の病気で歌えないというニュースが入ってきました。ダンスのみのパフォーマンスしかできない。
 あの結ちゃんが歌えない。どんなに辛いことだろう。これはもう応援しに行くしかない。思い切り応援しよう。これは神様が応援しに行けるよう仕事をずらしてくれたに違いない。

 で、ちょっとだけ冷やかしでBEYOOOOONDSもチェックしてみるかと前日にメンバーをチェックしてるんです。せっかくなんでね、とかなんとか言いながら。それで、とりあえず西田汐里さん可愛いなと名前と顔をインプットして当日を迎えました。

 今回、入手したチケットは通路の近く、通路降臨でメンバーがすぐ近くまでやってきます。通路降臨も今となっては懐かしい、過去の世界になってますが。あれは楽しい瞬間だったんですけどねえ。

 そこへ運良く西田汐里さんがやってきました!でも、ちょっとずれてるので真ん前ではない。自分の前に来たのが…、名前の知らないメンバーです。
 でも、そのキラキラした瞳で見つめられた僕は完全にロックオンされました。あんな可愛い子がいたっけ?とにかくずっと真っ直ぐこちらを見てくるんです。困りました。

 コンサートが終わって、衣装や顔から検索してみました。

 彼女こそが島倉りか様でした。

 りか様とBEYOOOOONDSが僕の中で始まるのはもう少し先の事になるのですが、まさか2019年のここに運命があったんですね。

 2019年、なかなか見に行けなかったRYUTist(新潟)のワンマンを東京まで見に行ったり、今後はこのグループだけ!と誓ったTHERE THERE THERESがあっさり解散したりと個人的にも動きの多かった年。
 ハロプロへの熱が冷めている最中に、裏側では着々と島倉りか様推しになるように準備が進んでいたのだなと気づく2021年の大晦日でありました。
 知らなかった期間を後悔するのでなく、少し遡って自分との関係を探り直すことで愛情の深みが増しますね。逆に早く知ってたら、そこまで夢中にならなかったかもしれないと考えてみたり。その蓄積された思いと出会いのタイミング、それが全てだったのかなあ。

 とか言いながら、本音はもっと早く出会いたかったです。色々と取り返したい青春なのに今年もコロナで機会がどうなることか。年始から悲観しても始まらないですね。
 もっと会いたいよ、りか様。
 もっと会いに行くね、りか様。


 

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