ひとり夜な夜なJ-WAVEを聞いていた私に、WACODESに入ってからの、この約3年間の話をしたらなんて言うだろう！

はじめてJ-WAVEにメッセージを送ったのは6年前で、松居大悟さんがナビゲートする深夜の番組「JUMP OVER」のプレ放送が始まるときだった。初回の最後にメッセージを読んでもらえて、そのあとに流れたMOROHAの「遠郷タワー」を聞いて実家の洗面所で泣いたのを憶えている。

家と学校と塾をただひたすら行ったり来たりしながら大きな不安のなかで受験勉強をしていた高校2年のその頃、今よりずっと自分の世界が狭くて、そうしてJ-WAVEを聞く時間に救われていた。送ったメッセージが読まれるかを確かめるために、次のオンエアを聞くまでは生き延びようと日々をつないでいるような時期でもあった。

それから時を経てWACODESに入って、奇跡みたいなことがたくさんあった！J-WAVEで出会った人たちによくしてもらった経験が今の自分のすべてにつながっていると思う。

私はとにかく現場に行きたい気持ちとJ-WAVEに少しでも還元したい気持ちが大きくて、オンエアに関わる機会とイベントのお手伝いにたくさん参加させてもらった。

あっこゴリラさんがナビゲートする「SONAR MUSIC」の月曜ADとしては2年4ヶ月の間お世話になった。年始の1月2日や3日でも、雨の日や雪の日でも、もれなく毎回楽しみにスタジオに向かえたのは、J-WAVEの現場とソナーの月曜チームが大好きだから。ラジオをつくるかっこいい大人たちに出会えたこと、たくさんのいい音楽を知るきっかけになったこと、多様なゲストを迎え新たな切り口で音楽と出会い直せるような特集の数々に関われたこと、学生アーティストのレコメンドや特集の一部で番組に出演させてもらったこと、音楽活動をがんばっている友人や中高の軽音部の先輩だった人の楽曲がオンエアで流れたこと……。挙げたらキリがないくらい、たくさんよい経験をさせてもらって、感謝の気持ちでいっぱいだ。卒業が近づいてきてチームの皆さんが「寂しいね」、「これからも力になれることがあったら言ってね」などと声をかけてくれる度に「卒業したくないです」と言ってしまうけれど、いつかまた別の形で帰ってこられるように、がんばろうと思う。

me and youの野村由芽さんと竹中万季さんがナビゲートする「わたしたちのスリープオーバー」では、約1年間SNSを担当した。インターンしているme and youという会社のお2人がJ-WAVEで新たに番組のナビゲーターをされることになり、INSPIRE TOKYOで番組ブースを出店していたときのお手伝いなどを経てチームの皆さんと知り合い、SNSを担当させてもらえることになった。2022年11月には番組出演もさせてもらった。「わたしたちのスリープオーバー」でもラジオをつくるかっこいい大人たちに出会え、その後もさまざまな機会を与えてもらっている。

ちなみに、「JUMP OVER」にメッセージを送っていた頃、ステッカーにメッセージを添えて送ってくれたり許可取りのために電話をかけてくれたりしたADさんとは、ソナーのADを始めたその日に偶然再会でき、それから「わたしたちのスリープオーバー」でもお世話になった！そういう偶然の重なり合いもたくさんあって、多くの人が関わりながら絶えず発信を続けるラジオの世界の奥行きをどんどん知っていくような3年間だった。

などと書き連ねていくと、まず局への思い入れが深すぎて今のところ「私とWACODES」というより「私とJ-WAVE」な内容なので、WACODESのことも書いてみる。

こんなにラジオと音楽が好きな同世代に出会える環境は貴重だ。WACODESで出会った人たちとは活動内外でラジオや音楽や映画の話をたくさんしたり、喧嘩して仲直りしたり、朝までお酒を飲んで話したり、ライブに行ったりした。それぞれが好きなことを持ち寄るWACODESという場だったからこそできたことがたくさんあった。

J-WAVE WACODES/ワコーズ on Instagram: "＼J-WAVE WACODESによる podcast #空きコマスタジオ 最新エピソード更新／ 「明日行きたい」「すぐに触れたい」 東京の街を発信する番組【03（ゼロサン）】をお届け📻 今回は【テキスタイル03】と題して、 日暮里繊維街でできる体験にフォーカスします🔍 生地を扱うお店が90軒以上も連なる 繊維街でのロケの様子と、 ロケを振り返って収録した トークをまとめた20分間💭 プロフィールのリンクからお聞きください🎧 🤎話したこと 日暮里繊維街で好きなチャームやハギレを探す／好きな色や形の話って意外としない！／少年野球時代を思い出す革の匂い／ツメ付きのダチョウレザー／動物や部位によって全く違う柄・質感／命をいただいて「暖かい」や「快適」や「かっこいい」を感じている／メンバーが身につけているレザーのアイテム／アパレル店員のメンバーに教わるレザーのいろいろ／経年変化を楽しめるよさ／育てるレザー、受け継がれるレザー 🤎ロケをさせていただいたお店 日暮里繊維街に3店舗構えるレザー専門店 【And Leather】さん @and_leather 🤎収録させていただいた場所 30年前に閉館した映画館を改修した アート/イベントスペース 【元映画館】さん @motoeigakan #jwave #jwavewacodes #podcast #日暮里繊維街#leather #textile #03#podcasting #podcast #テキスタイル"

podcastでは、メンバーの好きなものを起点に「明日行きたい」「すぐに触れたい」東京の街を発信する番組【03（ゼロサン）】に参加していた。これはテキスタイルを学ぶメンバー主導の回で、日暮里繊維街でロケしたときにつくったリール。

それから、メンバーはみんな心やさしく愛に溢れている。企画に誘ってくれる人、編集したpodcastや出演したラジオやpodcastの感想を教えてくれる人、困ったときに手を差し伸べてくれる人、私のWACODES以外の活動も見ていてくれる人、卒業にあたってメッセージをくれる人……。こうしてこの文章を書いているのも、企画を進めてくれているメンバーが何度も声をかけてくれたからだ。

そんなWACODESのメンバーと、WACODESに機会をくれるJ-WAVEの皆さんへの感謝と愛を胸に、また今日からも一歩一歩！皆さんとまた出会えるように、恩返ししていけるように、一緒にお仕事できるように！

書いた人：ラナ
ひとこと：4年生が参加する最後のミーティングの翌日にこの文章をアップしています。さみしい……。