*ボム (bombs) - アメリカンフットボールで、ハイリスクハイリターンの長距離パスを成功させること。或いはトンプソンが余暇に楽しんでいた鹿猟に使っていたライフルを指すともされる。
取材対象の中に自らを投じることで事件の客観的な流れに語り手の主観を織り交ぜて描写する「ゴンゾー(ならず者)ジャーナリズム」の父とよばれ、『ヘルズ・エンジェルズ』『ラスベガスをやっつけろ』『アメリカンドリームの終焉』などの作品で知られる作家・ジャーナリストのハンター・S・トンプソンは2005年2月20日午後5時42分、頭部への銃撃により自死を遂げた。彼の死を受けて小説家ハリ・クンズルはトンプソンを「世界に溢れる悪を告発するためなら自ら悪役を買ってでることも厭わない、真のアメリカン・モラリスト」と評した。